28 Nov 2017

ラウンドの記録 // ブリック&ウッドクラブ // 理想のメンバーコースとは何か

「月例」と称して続けてきたkkとの定期的なツーサムラウンド。2017年最後になるであろう月例の場所に選んだのは,デズモンド・ミュアヘッド設計のブリック&ウッドクラブでした。

http://www.brickandwood.jp/official/

kkが書いているように,ネットでの評判を見ると「狭い」とか「メンテナンスがよくない」とか散見されるんですが,そんなことはなかったです。むしろグリーンの転がりは良くって(1ホールだけ除いて),微妙なアンジュレーションとあいまって,パッティングはとてもエキサイティングだした。あと狭いってことはないと思いますよ。

ただ,肌寒い11月の平日とはいえ,コースは閑散としており,なんていうんだろう,「一度は訪れてみたい,ラウンドしてみたい」という気持ちにさせられるんですが,「一回やればもういいか」と思ってしまうのも事実であります。クルマから自分でバッグおろすのも大歓迎だし,スルーでできるのも大歓迎だし,なんですが。

ミュアヘッドのコースは,(オークビレッヂを筆頭に)ケレン味が鼻につくんですが,一方でそのケレン味がなければないで,「どのへんがミュアヘッドなんですかね」と肩透かしをくらうのも事実。いや,ミュアヘッド自体は『St. Andrews: How to Play the Old Course』を読めば分かるように,設計理論に精通した,ちゃんとした設計家だと思うんですが,なぜか日本では「鬼才」になってしまっている(果たしてその実態は,変なかたちのバンカーを作って,ホールにスカした名前をつけているだけという)という印象があります。

ブリック&ウッドクラブは、メンバーによるメンバーのための古き良きカントリークラブの原点を追求し、好奇心満点の会員達が手作り感覚で作り上げたゴルフクラブです。運営は、機能的で簡素なアメリカンスタイル。「ゴルフはスポーツなのだからそれで十分」全てがドゥ・イット・ユアセルフ。コースは名匠デズモンド・ミュアヘッドが存分に腕をふるったタフなコース。会員達の満足度は日本屈指です。どうぞお楽しみ下さい。

メンバーたちの夢と希望がつまったブリック&ウッドクラブ。「アメリカンスタイル」といいながら大きな風呂場があるのはご愛嬌として,まぁ,メンバーのためのコースですから,メンバーの方々が定期的に訪れて楽しめるコースであれば,外野がとやかく言うのは筋違いだと思いますがね……。身も蓋もない言い方をすれば,土地に恵まれていない,アクセスが不便(しかしそのこと自体がExclusive感にはつながっていない),コースとホールにチャームがない,結果,総合的にみれば「メンバー同士の親睦の場」としてはそんなに適しているとは思えない,少なくとも自分がここのメンバーになりたいとは思えない,というのが,ラウンドしてみての僕の感想です。(比較するのも酷ですが,僕がラウンドしたなかで最高のメンバーコースだと思えたのは,ロンドン郊外のSwinley Forestです。)

あ,あと,このブリック&ウッドのサイトのホール説明はそれぞれの記述が素人感丸出しで,もうちょっとちゃんと書くべきだと思います。

以下,各ホールの振り返りを。10番からのスタートでした。


10番パー5。ダブルドッグレッグといかS字というか,左に曲がってから右に曲がる。


グリーンは左手前があいているので,2打目ランディングエリア地点のフェアウェイ左のバンカーが効いていますよね。


11番パー4,左ドッグレッグ。ティーからの光景は凡庸。2打目は打ち下ろし。


12番パー4。


この位置からグリーン方向を撮ると,だいたい同じに見えてしまう…。


13番パー3。グリーン手前が急な傾斜になっているので,とてもスリリング。しかしこのホールだけグリーンの状態が他とだいぶ違ってた(芝の張替えをして,さらに砂を撒いているんですかね)。


14番パー5,おおむねストレート。3打目地点からグリーンまで,若干の変化があります。


15番パー4。ティーが低い位置にあって,ちょっと面白いかなと思いましたが,降りて立ってみたら光景は普通。


16番パー4。青ティーから442yd。長い。諦めてスリーショッターとしてプレーするしかないです。


17番パー3,ここでようやくミュアヘッドらしいへんてこバンカー登場(それが光景に溶け込んでいるかは別問題)。このホール「Redan」と名付けられているようですが,うーん,レダンだったかな?


18番パー4,左にずっと池が絡む。メンバー同士でマッチプレーをしているとしたら,バーディーではなくミスで勝負がつきそうなホールですね。


1番パー5。ここからスタートしたいなと思わせる,変哲のないホール。


グリーン両サイドがバンカーで手前が急傾斜なので,朝イチから小技が試されますね。


2番パー4,左に大きく曲がるドッグレッグ。


長旅です。11番と似ていなくもない。


3番パー3,打ち下ろし3段グリーン。


4番パー4,ティーショットがブラインドになる,右ドッグレッグ。写真では見えませんが,右法面にターゲットのポールが立っています。


2打目以降はガッツリと打ち下ろし。

4番ホールは写真を撮り忘れました。


5番パー3。これまた13番と印象が似ていなくもない。


6番パー4,左ドッグレッグ。バンカー多し。


7番パー4,このコースでいちばんメモラブルなホール。打ち下ろしストレートで,グリーン両サイドと奥がバンカー。さらにグリーンはフォールアウェイ。さらに奥にはウォーターハザードがあるようなのですが,ティーからは目に入りません(それが見えるともっといい光景になるのに)。川奈・大島のホールを思い出しました。


8番パー4。比較的距離は短めで,そのかわりにグリーン左手前は深くて大きなバンカーが。


9番パー5,ストレートなホール。10番スタートだとこれが最終ホールになるので,印象がさらに薄くなる……。

2 comments:

  1. 正解ルートが1つしか見えないとつまんないって感じちゃう。アソビがない。おぉ、そう攻めるか!みたいな楽しさがあるとまた行きたくなるよね。ホウライとかそんな印象。

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    1. そうそうそう,今朝電車の中でそれを思ってた。B&Wは物理的には狭くはないんだけど,どのホールも攻めのルートが限られているから,そういう意味での広さがない。それって結局,いろんなスキルレベルのメンバー同士がラウンドしてても,面白みにかけるんだよね。(そもそも日本はネットスコアでの争いって感覚がよわいから,自分のハンデに合ったルート,って考え方が浸透していないとは思うんだけど)

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