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イギリスゴルフ #83 // Wallasey Golf Club // ステーブルフォードの生誕地

リヴァプール近郊は Lytham / Birkdale / Hoylake 以外にもいいリンクスがいっぱいあって,そのうちのひとつが Wallasey Golf Club です。

場所的には,リヴァプール中心街から西,Hoylake に行く途中にあって,最寄りの鉄道駅から徒歩5分ぐらい。なんとも便利。ゴルフの環境だけでいったらロンドンよりリヴァプールの方がいいんじゃないかと思いました。ロンドンで最寄り駅から歩いていけるゴルフコースってほんと限られますからね。


この Wallasey はもうひとつその名を知られるエピソードがあって,「ステーブルフォード」という競技システムを考案した Dr. Frank Barney Gorton Stableford がこの Wallasey のメンバーで,2番ホールをプレーしているときに思いついたそうです。


ということで,この Wallasey は自称「Home of Stableford」。

そんな Wallasey は,海沿いのリンクスコースだけれど一部パークランドのような趣きもあり,一部のホールはダイナミックでとても面白いけれど一部のホールは単調な印象を受けたり。「最高級のリンクスコース」とは言えないにしても,Hoylake を訪れたときにここでプレーしないのはもったいない,この地域のゴルフ文化の奥深さを知るにはうってつけのコースだと思いました。

とかいってなんだかスカしたことを書いてますが,ここは18番ホールの光景,特にクラブハウスから見たときの18番ホールの見え方というのが絶景で,「途中はすげー面白いけどなんか最後の方のホールは印象が薄い」というコースが少なくない中,ここは終わりの数ホールが尻上がりに面白くなっていく,というのも特徴のひとつかと思います。


これは,ラウンド終了直後に撮った写真。18番のグリーンからフェアウェイ方向を撮ったもの。なんとも幻想的な光景でした。

クラブハウスといえば,ラウンド前にバーで食事をしていたら,御年84歳というこのクラブのメンバーの方と話すことができました。かつてテントウムシの大群が飛来してグリーンを覆い尽くし,カップの中に大量に埋まったテントウムシのおかげでピンが押し上げられた話とか,1930年の全英でHoylakeにやってきたボビー・ジョーンズがその前にWallaseyにやってきて,それでクラブハウスのポートレイトに気に入ってサインしたとか。


その御大いわく,ボビー・ジョーンズのサイン入りポートレイトはここにしかないらしいです。ほんとかな。

以下,記憶に残るホールを。


1番はストレートなパー4ですが,フェアウェイの途中がくぼんでいます。ティーショットは左からの風を計算してうまいことフェアウェイ真ん中に打てたはずだけど,たぶんカラスに持って行かれました。


2番は右ドッグレッグのパー4。少し長めで,たぶん海から向かい風を受けることが多いのだと思う。そりゃストロークプレーじゃなくてステーブルフォードを思いつくのも納得できるわ。このホールのニックネームは,当然「Stableford」。


3番は途中から打ち上げていくパー4。この写真をInstagramに投稿したら,フォロワーのひとりから「リンクスなのにフェアウェイの芝の刈り方が縞々なのは変わってる!」。たしかに。


4番パー5は,このコースのハイライトのひとつ。高いところにあるティーから,海岸線に沿って進んでいく。こういった光景に出会えるから,リンクスゴルフは病み付きになるのです。


9番パー3,リンクスにはない光景。


10番は右ドッグレッグのパー4。2打目は見えないグリーン面に向かって強烈な打ち上げ。


12番パー3。全方位をガードされているグリーンを狙う。


16番パー3。こちらの小山からあちらの小山を狙って打つ。


17番パー4。4番と平行に,しかし逆方向に走っているフェアウェイ。2打目は砂山の谷間を打ち上げていく,右ドッグレッグ。


17番のグリーンからフェアウェイを振り返ったところ。


18番パー4。うねるフェアウェイと,その向こうに見える街の光景との組み合わせがなんとも味わい深い。


Thur 22 Oct 2015

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