30 Apr 2015

ドライバーショットで最適なティーの高さは? // PGA.com

ティーアップしたときにボールの赤道がヘッドからちょうど見え隠れする程度,というのが最適なんだそうです。



しかし,ティーを高くして背骨の軸を右にティルトさせ,アタック・アングルを増やして飛距離を伸ばす,という話もありましてね。
http://ykkgolf.blogspot.com/2015/03/golfwrx-how-i-hit-drives-56-yards.html

29 Apr 2015

イギリスゴルフ #46 // Finchley Golf Club // 今度はメンバーの中国人と一緒にラウンド

ということで一時期 Finchley Golf Club でしょっちゅうプレーしておりまして,この日もふらっとひとりで1番のティーに向かったらひとりで素振りしている人がいて,「先に行かせてもらおうかなー」と思って近づいたら,「一緒にラウンドする?」ということで,流れで一緒にまわることになりました。

この近くに住む中国人で,もともとは東レとかの日本企業で働いていたとのこと。このクラブでは10年以上メンバーだとのこと。「このホールは2打目以降打ちおろしに見えるけど実は錯覚で打ち上げになっているからさっきの君のショットはショートしたんだ」とか,「長らくこのメンバーだった人が亡くなって,その灰をドッグレッグのコーナーの林に撒かせた,ショートカット狙いでどんどん飛び込んで来ているボールに喜んでるよ」とか,「僕は全部のホールでバーディーを取ったことがあるけど,16番はいちばん最後にバーディーが取れたホールだった,ここの2打目は(打ち上げだから)2番手は上のクラブで打った方がいいね」とか,いろいろ教えてもらいながらのラウンドになりました。


Tue 28 April 2015

27 Apr 2015

WITB // ジャスティン・ローズのクラブセッティング // 2015年4月26日現在 // Zurich Classic

混戦となった Zurich Classic を制したジャスティン・ローズのクラブセッティングです。17番パー3と18番パー5でしっかりとバーディーを奪うところが強いですね(それぞれ10フィートと14フィートのパットを決めて)。

しかし,こないだのマスターズもローズは2位タイだったし,ルーク・ドナルドにはだいぶ差をつけた感じがありますね(なんでも,ふたりは2012年の全米オープンで最終日に同じ組だったわけですが,そのときに優勝したローズのプレーを目の当たりにしたルークが自分のプレーではメジャーには勝てないと思い,それでコーチをチャック・クックに変え,しかしそれが裏目に出た,という話を読んだことがあります)。



2015年4月26日現在 // Zurich Classic
  • ドライバー // TaylorMade R15 / ロフト 9.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Kuro Kage XTS 70X / 長さ 45.5インチ(ティップカット 0.5インチ)
  • 3W // TaylorMade AeroBurner TP / ロフト 14.5度 / シャフト Matrix Ozik 8M3 Black Tie / 長さ 43.5インチ
  • 5W // TaylorMade R15 / ロフト 19度 / シャフト Matrix Ozix 8M4 / 長さ 43インチ
  • アイアン // TaylorMade Tour Preferred MB(4番-PW) / シャフト KBS Tour C-Taper 130X (soft-stepped)
  • ウェッジ // TaylorMade Tour Preferred EF ATV (52, 56 degrees) TaylorMade Tour Preferred EF (60-10) / シャフト KBS Tour C-Taper 130X (soft-stepped)
  • パター // TaylorMade White Smoke DA-62 Milled Prototype
  • ボール // TaylorMade Tour Preferred X
ソース:
http://www.golfwrx.com/285411/justin-rose-witb-2015-2/

ドライバーのシャフトは,マキロイやジェイソン・デイも使っているクロカゲですね。3番ウッドがエアロバーナーで5番ウッドがR15というのが面白いところですが,3番は打ちやすさ重視,5番は操作性重視,といったところなのでしょうか。

過去のWITB:
WITB // ジャスティン・ローズのクラブセッティング // 2014年2月13日現在 // ノーザントラストオープン


WITB // リー・ウェストウッドのクラブセッティング // 2015年4月26日現在 // Indonesian Masters

おまちかね,リー・ウェストウッドのクラブセッティングです。ヨーロピアンツアーの Indonesian Masters を制しました! パターはPINGのケッチです!



2015年4月26日現在 // Indonesian Masters
  • ドライバー // Ping Anser / ロフト 9.5度 / シャフト Aldila Phenom 60X / 長さ 45.25インチ(ティップカット1インチ) / バランス D4
  • 3W // Ping G30 / ロフト 14.5度 / シャフト Mamiya ProForce V2 76X / 長さ 43.5インチ(ティップカット1インチ)/ バランス D3
  • ハイブリッド // Ping G25 / ロフト 17度 / シャフト Aldila Tour Green 85X / 長さ 40.75インチ / バランス D3
  • アイアン // Ping i20(3番-PW)/ シャフト Ping JZ-S w/ Cushion insert / 長さ +0.25インチ / ライ角 1度アップライト / バランス D1
  • ウェッジ // Ping i20 (SW), Ping Tour Gorge TS (60度) / シャフト Ping JZ-S w/ 長さ +0.25インチ / バランス D4 (Ping i20), D5+ (Ping Tour Gorge)
  • パター // Ping Ketsch
ソース:
http://www.golfwrx.com/297917/lee-westwood-witb-2015/

過去のWITB:
WITB // リー・ウェストウッドのクラブセッティング // 2014年4月10日現在 // マスターズ

26 Apr 2015

イギリスゴルフ #45 // Finchley Golf Club // 例のイタリア人と再会,そして久しぶりに80台でまわる

Finchley GC でラウンドしたときに見知らぬイタリア人ふたりとラウンドしたという話を書きましたが,同じFinchleyに行ったら,彼らと偶然再会しました。

この日もひとりでラウンドで,さくさく前の組をスルーしながら進んでいたのですが(その中に日本人の親子らしき親子もいました),14番のティーで同じくひとりでラウンドしている人と立ち話をし,「前のふたり遅いね? オッサン?」「いやー,どうだろ。その前も4人で遅いんだよね」「そっか,じゃあ先行かせてもらうね」といって14番のグリーンまで行って,15番のティーにいるふたりを見たら,なんと例のイタリア人だったという。

ということで残り4ホールだけ一緒にまわって,「次は1番ホールから一緒にラウンドしようぜw」ということで,番号を交換して別れました。

そんな感じでさくさくラウンドしつつ,この日は大叩きもなく,久しぶりに80台が出てハッピーでした。


Sat 25 April 2015

24 Apr 2015

練習なしでゴルフが上達する3つのステップ // GolfWRX

いかにも胡散臭いタイトルの記事ですが,いわゆる「ラウンド技術」の話。

ちょうど今読んでいる本に出てくるキャディのセリフで「アマチュアゴルファーがグリーンの奥に外すなんて十中八九ない。だからアプローチショットはひとつ上の番手で打て」というのとシンクロするなぁと。

と同時に,こないだのラウンドで快心のアイアンショットが3つともグリーンに届かなかったので,そういう意味でも個人的にタイムリーな記事でした。



GolfWRX "Three steps to better golf with no practice"
http://www.golfwrx.com/290873/three-steps-to-better-golf-with-no-practice/

(拙訳&抄訳)

1.グリーンセンターではなく,バックエッジの距離を打とう


つまり,グリーンセンターまで150ヤードでバックエッジまで165ヤードだとしたら,165ヤード打つつもりで番手を選ぼうということ。

ゴルフにおけるすべてのショット(フルスイング,チップ,パット)の約90パーセントは,ショートしている。ナイスショットしてグリーンをオーバーした経験ってどれぐらいありますか? とっても稀じゃないですか?

グリーンのバックエッジまでの距離が分からない場合は,センターから10やら15ヤードプラスだと思っておけばいい。


2.パッティングではスピードのコントロールに注力する


スピードのコントロールはパッティングでもっとも大事な要素。グリーンの読みと狙った方向に打つことはもちろん大事だが,スピードがいちばん大事。特にシーズンの最初では。

注意してほしいのは:
ラウンドを始める前に,超ロングパットの練習をしておくこと
グリーン上で素振りをするとき,ホールを見るかターゲットとなるスポットを見ながらすること。誰かにボールを投げるとき,その人を見ますか,それとも自分の手やボールを見ますか?


3.グリーンのセンターを狙うこと


これはシンプル。あなたがいつもアンダーパーでまわるようなプレーヤーでない限り,ピンをデッドに狙うのではなくグリーンのセンターを狙うこと。これは統計上も確かな話。100ヤードから外のしょっとはすべて,グリーンのセンターを狙うこと。

23 Apr 2015

ターンベリーのアイルサコースが将来の全英開催に向けて大規模な改修を予定 // Golfweek // // GOLF Magazine // Golf Monthly // Golf Channel



正確には「トランプ・ターンベリー」ですが,それが今年の全英リコー女子オープンを終えたあとに改修に入るという旨を,各メディアが一斉に伝えております。

Golfweek "Trump Turnberry to undergo renovations for future British Opens"
http://golfweek.com/news/2015/apr/21/donald-trump-turnberry-british-open-renovations/

GOLF Magazine "Donald Trump's Turnberry to Close for Major Renovations"
http://www.golf.com/courses-and-travel/donald-trumps-turnberry-close-major-renovations

Golf Monthly "Trump to build five new holes at Turnberry"
http://www.golf-monthly.co.uk/news/tour-news/trump-to-build-five-new-holes-at-turnberry-70001

Golf Channel "Trump Turnberry to undergo major changes"
http://www.golfchannel.com/news/golf-central-blog/trump-turnberry-undergo-major-changes/

とりあえず Golfweekの記事によれば,オーナーであるトランプ氏は,イギリス人設計家の Martin Ebert にアイルサコースのリノベーションを依頼。この Ebert はすでに全英開催コース10のうち6つの改修を手がけているそうで,それは Royal Portrush,Royal St George's,Royal Lytham,Royal Troon,Carnoustie,そして今回の Turnberry ということになります。

改修後もパーは70で変わらないものの,長さは7,350ヤードとなり,チャンピオンシップティーは7,450ヤードにまで伸ばせるとのこと。しかし,現在はふたつのパー5と4つのパー3があるコースは,3つのパー5と5つのパー3に変わる。最大の変化は,アイルサコースの象徴でもある灯台の足元,9番ホール。現在はパー4のところがパー3に生まれ変わる。ここは海上の浮かぶチャンピオンシップティーから452ヤードのパー4だが,改修後は海越えの235ヤードパー3となり,グリーンの背景に灯台が入り込むかたちになる。

その他,現在457ヤードの10番パー4が,562ヤードのパー5になる。Castle Port Bay に沿うかたちになり,チャンピオンシップティーもグリーンもより海に近くなる。

11番パー3も現在より海が強調され,40ヤード伸びて215ヤードに。17番は558ヤードのパー5から505ヤードのパー4に。「真昼の決闘」でおなじみ18番,461ヤードのドッグレッグパー4は,483ヤードのストレートなパー4に変わる。

これは,総額2億ポンドと推測されるリノベーションの一貫で,ホテルとクラブハウスの改装も含まれる。灯台はハーフウェイハウス(フロント9が終わったあとの休憩場所)に変わる。

アイルサコースは7月に全米リコー女子オープンを開催。夏の終わりに営業を終え,冬に改装を行ない,翌年夏までには完了の予定。

Golf Monthly では,(さすがイギリスメディアというべきか)改修の内容がもう少し詳しく載っていて,

  • 4番パー3は距離が伸びてグリーンが新しく
  • 5番パー4はティーとグリーンを動かしてパー5になるが,全英開催時にはパー4に
  • 6番パー3はグリーンを新しくし,距離を短く
  • 9番パー4はパー3に
  • 10番はパー5に。ティーショットは海越えになるが,最長で280ヤードのキャリーが必要になることも。新しいグリーンは現在の11番のティー付近になり,コース全体が海に近くなる。
  • 11番パー3はグリーンが新しく
  • 14番パー5は距離が伸び,新しい砲台グリーンは古い9番のフェアウェイ付近に,これで海が180度見える
  • 17番パー4,グリーンを近くし,グリーン後ろに観客席を置くスペースを作る
  • 18番パー4は距離を伸ばし,チャンピオンシップティーを高い位置にする。これでティーからはホテルがしっかり目に入り,逆にグリーン付近の観客席からはティーに立つプレーヤーの姿が,海とともに見えるかたちに

ということです。

僭越ながら……私は昨年秋にターンベリーでプレーしまして,今にして思えば,改装前のコースでラウンドできてラッキーだなと思うわけです(改装プランが良くないというわけではなく,改装前後で比べることができるという意味で)。

で,この改装プランを見るに,「将来の全英開催」を見越しているのはもちろんのこと,「海の見える光景」にもこだわっているのかな,という印象を受けました。リンクスでプレーする以上,やっぱり海の見える見えないっていうのは,ラウンドする楽しみに大きく関わってきますからね。(とはいえ,1番パー4で海が見えないのは変わりないので,スタートホールの凡庸さという意味では残念なままなのかも)

9番パー4は,灯台がアイコニックなだけに,ここを変える(しかもパー4をパー3に)というのはかなり勇気のいる判断だった思います。海越えのパー3はもちろんヒロイックで絵になるものになるとは思いますが,しかし「風こそが最大のハザードで,だからこそリンクスにウォーターハザードは要らない」という考え方には相反するように思えるので,これは今後ずっと賛否を巻き起こすのではないかと思います。

最後に,これが現在のアイルサコースです。
http://www.turnberry.co.uk/golf-course-scotland-the-ailsa-hole-1

(2015/4/23 追記)
ここで改修後のフライオーバーの映像が紹介されていました。

Scotland Golf Travel Podcast "Ailsa Turnberry Reborn or Wrecked?"
http://scottishgolfpodcast.com/ailsa-turnberry-reborn-or-wrecked/

20 Apr 2015

WITB // ジム・フューリックのクラブセッティング // 2015年4月17日現在 // RBC Heritage

RBC Heritage を制したジム・フューリックのクラブセッティングです。



2015年4月17日現在 // RBC Heritage
  • ドライバー // Callaway Big Bertha / ロフト 9度 / シャフト Oban Isawa Red / 長さ 44.375インチ(1.25インチTipカット)
  • 3W // Callaway Razr Fit Xtreme / ロフト 15度 / シャフト Fujikura Speeder VC 8.1X
  • ハイブリッド // Callaway X2 Hot / ロフト 20度 / シャフト UST Mamiya ProForce VTS 105 Hybrid (S-Flex) / 長さ 39.875インチ
  • アイアン // Callaway RAZR X Forged(4番-PW) / シャフト KBS Tour 110 R-Flex(Hard stepped once)
  • ウェッジ // Callaway Mack Daddy 2 Tour Grind (52-10C), Titleist Vokey SM4 (56 degres), Callaway Mack Daddy 2 (64-08C) / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
  • パター // Odyssey Versa #1W (WBW)
  • ボール // Callaway SR3
ソース:
http://www.golfwrx.com/287915/jim-furyk-witb-2015/

過去のWITB:
WITB // ジム・フューリックのクラブセッティング // 2014年7月26日現在 // RBCカナディアンオープン

19 Apr 2015

年齢別のパフォーマンスの分析 // MyGolfSpy

前にあった「ハンディキャップ別のパフォーマンス統計とスコア改善のヒント // MyGolfSpy」続き。今度は年齢別のパフォーマンスの分析。訳してみたものの,あまり得るものはないかも……。

MyGolfSpy "STUDY: Overall Golfer Performance By Age"

http://www.mygolfspy.com/study-overall-golfer-performance-by-age/

(拙訳&抄訳)
まずはじめに,サンプルの年齢の分布。



TheGrint でスコアをつけているゴルファーがいちばん多い年齢層は,30-40歳。若いゴルファー(20歳以下)と老年ゴルファー(70歳以上)は少ない。

年齢別の平均スコア

以下は年齢別のパフォーマンス。スコア自体とハンディキャップ・ディファレンシャルを用いた。スコアは良い指標だが,すべてのゴルファーが理解しているように,使っているティーを考慮してはいない。それを補うためにハンディキャップ・ディファレンシャルを用いて,スコアを標準化した。



20-30歳のグループが他のグループに1打差以上の差をつけて,ベストなパフォーマンスを見せている。その理由は明確ではないが,若い人ほどゴルフに避ける時間が多いという主張もできるだろう。皮肉屋であれば,若いゴルファーは上の世代よりズルをしがちだなどと言うかもしれない。もっともらしい主張は,この年齢層で定期的にプレーしている人は,単に全体に比べてより完成されたゴルファーだ,というものだ。

同じように興味深いのは,70歳以上を除くと,いちばんスコアが多いのは30-40歳のグループということだ。大体において,この年齢層はゴルフの「ロストジェネレーション」を代表している。そして,この年齢層はもっとも仕事に時間を割くときでもある。クラブの名簿を見てみれば,たぶんこの年齢層がいちばんコースで過ごす時間が短いことが分かるのではないだろうか。

パー3・4・5での年齢別スコア




このグラフで面白いのは,30歳から70歳まではスコアの傾向に大きな違いがないということだ。

また,特筆に値するのは,30歳から70歳までのゴルファーは,統計的には同質のゴルファーだということだ。しかし70歳を過ぎると,一般的にはパー4とパー5でスコアが格段に増える。合理的な推測としては,ある一定の年齢を超えると,長いホールでグリーンを捉えるのは,不可能ではないにしろ,より難しくなるのだろう,ということだ。

年齢別の平均パット数




最初に理解しておくべきことは,ラウンドあたりのパット数とGIRパーセンテージとのあいだには相関関係があるということだ。つまり,グリーンを外すについてパット数は減る。

ということを念頭に置いて,このグラフからは年齢層でのパフォーマンスの大きな違いが見て取れないものの,本当に興味深いのは,年齢とともにGIRの割合が下がるということだ。結果的に,年齢の高いグループほど,1ラウンドあたりのパット数が減る傾向にある。(注 これ,棒グラフがゼロから始まってないから差異が強調されすぎてよろしくないですね)

イギリスゴルフ #44 // Hadley Wood Golf Club // マスターズで盛り上がったことだし,再びマッケンジー設計のコースへ

マスターズの翌週に,オーガスタの設計者,アリスター・マッケンジーの設計コースである Hadley Wood Golf Club でラウンドしました。ここに行くのは約半年ぶり。Piccadilly Line の東の終着駅,Cockfosters駅からタクシーでした。

クラブハウスには,Dr.マッケンジーの写真


週末のビジターのプレーフィーは60ポンド。他に比べるとちょっと高めではありますが,ドライビングレンジのボール代込みです(週末だけかなぁ,以前平日に行ったときはこれはなかった)。

11番ホールのフェアウェイバンカー,奥にクラブハウス

12番パー4のフェアウェイバンカー

13番パー5の3打目付近

17番パー3


ちょっとコースのことは置いといて,自分のプレーを振り返ると,この日はアプローチで快心のアイアンショットを打ったにも関わらず,グリーンに届かなかったのが3回ほど……。単に風の読み(どれも向かい風だったはず)が甘いのか,それとも飛距離が落ちたのか。それと,特に短い番手で左に真っ直ぐ打ち出す球が多くありまして,これまた悩みの種でございます。

せっかくいいコースでプレーしているのだから,しまったプレーでしっかりとコースを堪能したいものです。


Sat 18 April 2015

18 Apr 2015

マスターズで勝つ可能性のある22人 - 2015 // GolfWRX

もちろん結果的にはジョーダン・スピースの優勝でしたが,このGolfWRXの記事は,いろんな指標に基づいて,参加者の中から今年のマスターズで勝つ可能性の高い22人をリストアップしています。

振り返って見てみると,ジョーダン・スピースはこのリストに残っていたり,あるいはマスターズではいい成績を残したのにこのリストからは外れたプレーヤーがいたりと,いろいろありますが,しかしマスターズで勝つにはどんなパフォーマンスの要素がポイントになってくるのか,それを統計的に追っているのが興味深いと思いました。

筆者は統計家の Rich Hunt。なお,変換が大変なのでプレーヤーの名前はすべて原文のママにしています。



GolfWRX "The 22 golfers who can actually win The Masters"

http://www.golfwrx.com/294081/the-21-golfers-who-can-actually-win-the-masters/

(拙訳)
毎年私は,マスターズの優勝者予想のためのフィルターづくりをする。たいてい,プレーヤーを絞り込んで,基準を満たす23から24のプレーヤーのリストになる。昨年の大会では私はババ・ワトソンが優勝すると予想した。そのときのオッズは 25/1 だった。

今年のマスターズのピック(22人)について語る前に,私がオーガスタナショナルの「大事なホール」と語るものについて触れたい。どの大会でもそうだが,その大事なホールというのは,上位者がフィールドに対してスコア差をつけられるホールであり,スコアのブレが大きくなるホールである。大事なホールに関して興味深いことのひとつは,それがどのホールになるかは年によって変わり,それはコースコンディションやコース設計,あるいはプレーヤーの戦略に左右される。

例えば2013年では,その大事なホールは7番・12番・13番・17番・18番だった。しかし,アイゼンハワー・ツリーが取り除かれたおかげで,17番でのスコア差はつきづらくなり,もはや大事なホールではなくなった。13番パー5も同じようなスコアのトレンドが続いており,大事なホールは15番パー5に取って代わられた。2015年のマスターズで大事なホールは,7番・12番・15番・18番となる。


大会に話を移すと,まずは過去の優勝者とアマチュアをリストから外す。以下の18人だ。
  • Antonio Murdaca (1000/1)
  • Ben Crenshaw (2500/1)
  • Bernhard Langer (300/1)
  • Bradley Neil (1000/1)
  • Byron Meth (2000/1)
  • Corey Conners (1000/1)
  • Fred Couples (150/1)
  • Gunn Yang (1000/1)
  • Ian Woosnam (2500/1)
  • Jose Maria Olazabal (1000/1)
  • Larry Mize (2500/1)
  • Mark O’Meara (2500/1)
  • Matias Dominguez (1000/1)
  • Mike Weir (1000/1)
  • Sandy Lyle (2500/1)
  • Scott Harvey (750/1)
  • Tom Watson (1000/1)
  • Trevor Immelman (500/1)

また,初出場者もリストから外す。なぜから初出場で優勝したのは,1979年の Fuzzy Zoeller だけだからだ。以下の13人。
  • Anirban Lahiri (300/1)
  • Bernd Wiesberger (250/1)
  • Brendon Todd (250/1)
  • Brian Harman (500/1)
  • Brooks Koepka (80/1)
  • Cameron Tringale (300/1)
  • Danny Willett (150/1)
  • Erik Compton (500/1)
  • James Hahn (200/1)
  • Morgan Hoffmann (250/1)
  • Robert Streb (300/1)
  • Seung-Yul Noh (300/1)
  • Shane Lowry (150/1)

これら初出場者の中で,注目したいのは Shane Lowry。なぜなら,彼が今シーズン見せている Red Zone でのプレー(175-225ヤードからのショット)は,オーガスタにとてもフィットしているからだ。そしてもちろん,Brooks Koepka が健康なら,オーガスタは彼のゲームによく合っていることもあり,いい結果が期待できる。


不幸にも,以下の5人のインターナショナル(要するにPGAツアーに出ていない)プレーヤーに関しては,直近5か月間のパフォーマンスに関する十分なデータが得られないこともあり,優勝候補のリストから外さざるをえない。昨年も私はデータ量が十分ではなかったインターナショナルプレーヤー5人をリストから外した。その中ではただひとりだけが優勝に比較的近いところにいた。Thomas Bjorn の8位タイだった。

その5人は以下の通り。
  • Thomas Bjorn (300/1)
  • Darren Clarke (1000/1)
  • Stephen Gallacher (300/1)
  • Braden Grace (200/1)
  • Mikko Ilonen (500/1)

また,以下の4名のPGAツアープレーヤーもリストから外す。そのパフォーマンスを測るに足る十分なデータが得られていないからだ。
  • Kevin Stadler (500/1)
  • Steve Stricker (200/1)
  • Tiger Woods (20/1)
  • Ben Crane (500/1)

話を進めると,オーガスタでプレーするには飛距離が足りないと思われるプレーヤーもリストから外す。それはこのふたり。
  • Jim Furyk (70/1)
  • Zach Johnson (60/1)

昨年は「オーガスタで勝つには飛距離が足りない」5人のプレーヤーを挙げたが,その中では3人が予選を通過し,その中での最高位は Jim Furyk の14位タイだった。


飛距離以上にオーガスタで不利になるのは,弾道の低いプレーヤーだ。これは PGAツアーでのTrackmanでのデータをもとに,弾道の最高点での計測をもとにしている。昨年はこの「低弾道のプレーヤー」として10人を挙げ,そのうち9人が予選落ちした。唯一予選通過したのは Miguel Jimenez で,4位に終わった。しかし,オーガスタでは高弾道が打てなければ勝利の可能性は低くなる。ということで,以下の6人をリストから除く。
  • Camilo Villegas (250/1)
  • Graeme McDowell (150/1)
  • Jason Dufner (125/1)
  • Kevin Na (100/1)
  • Patrick Reed (25/1)
  • Thongchai Jaidee (500/1)

このグループで目立つのは Patrick Reed。彼は現在弾道の高さで183位である。通常は彼は平均より弾道が高いのだが,今シーズンはどうしたことか弾道が低い。思うに,Reed は Jimenez のように弾道を操る能力を持っている。しかし,オーガスタでの成功では弾道の高さが重要であるがゆえ,彼が今年オーガスタで勝つ可能性は高くないと考える。


さらに,大会が始まって以来,それまで予選を通過したことがないプレーヤーが優勝したケースは,たったふたりしかいない。1979年の Fuzzy Zoeller と,1936年の Gene Sarazen だ。Reed はこれまでマスターズで予選通過したことがなく,そして以下の3人も同様だ。なので彼らもリストから外す。
  • Victor Dubuisson (100/1)
  • Ben Martin (300/1)
  • Sang-Moon Bae (250/1)

そのジンクスを破るとしたら,ジョン・マッケンローばりの戦う姿勢を見せる Reed だろうが,しかし今のところは,データに従う。


また,Shell Houston Open で予選落ちしたプレーヤーもリストから外す。なぜなら伝統的に,前週予選落ちした人が翌週勝つ確率は,ものすごく低いからだ。さらにいえば,Huston の会場はオーガスタに似ているところがある。昨年は,Houstonで予選落ちしたプレーヤーが9人いて,その中で5人がマスターズで予選通過,その中での最高は Ian Poulter の20位タイだった。

Houston でのプレーがよくなければ,オーガスタナショナルのような似たスタイルのコースでのプレーもよくない可能性が高い。ということで,以下の5人が選から漏れる。
  • Angel Cabrera (80/1)
  • Joost Luiten (205/1)
  • Lee Westwood (45/1)
  • Louis Oosthuizen (50/1)
  • Martin Kaymer (65/1)

もうひとつ,オーガスタで鍵となる指標は,私が「Red Zone」プレーと呼ぶ,長いアプローチショット。つまり,175-225ヤードからのショットになる。昨年は,Red Zone でのパフォーマンスが弱いと分類したプレーヤーが9人いて,その中での最高位は John Huh の11位タイだった。ということで,以下の15人がリストから外れる。
  • Bill Haas (80/1)
  • Charl Schwartzel (80/1)
  • Charley Hoffman (250/1)
  • Geoff Ogilvy (300/1)
  • Hunter Mahan (100/1)
  • Ian Poulter (80/1)
  • Jamie Donaldson (125/1)
  • John Senden (250/1)
  • Jonas Blixt (150/1)
  • Luke Donald (100/1)
  • Marc Leishman (200/1)
  • Matt Every (250/1)
  • Phil Mickelson (20/1)
  • Russell Henley (125/1)
  • Sergio Garcia (40/1)

このプレーヤーのリストには,少し驚くべき名前が含まれる。その中には,過去のマスターズチャンピオンである Charl Schwartzel や Phil Mickelson もいて,彼らの Red Zone でのパフォーマンスは,それぞれ194番目と134番目である(206名中)。典型的なアイアンプレーヤーである Luke Donald は198番目,Sergio Garcia も現在は205番目である。これらのランキングはシーズンが終わるまでに劇的に変化するものの,これらのプレーヤーが今現在これら長いアプローチショットに大きな課題を抱えていることは明らかだ。


最後に,今シーズンから新しい指標を導入する。というのも,ストレートなパー4ホールとマスターズでのパフォーマンスとのあいだにある相関関係に気づいたからだ。 ホールの難易度で調整した上で,各プレーヤーのストレートなパー4ホールでのスコアの平均を計測した。その結果,まだリストに残っているプレーヤーの中で,今シーズンは以下の5名のプレーヤーが,ストレートなパー4でのパフォーマンスが悪いことが分かった。
  • Ernie Els (150/1)
  • Padraig Harrington (150/1)
  • Justin Rose (40/1)
  • Webb Simpson (150/1)
  • Gary Woodland (125/1)

最終的に,以下の22名のプレーヤーが,今年のオーガスタでの優勝候補として挙げられる。
  • Adam Scott (20/1)
  • Bill Horschel (70/1)
  • Brandt Snedeker (40/1)
  • Bubba Watson (10/1)
  • Chris Kirk (150/1)
  • Dustin Johnson (12/1)
  • Henrik Stenson (20/1)
  • Hideki Matsuyama (60/1)
  • Jason Day (12/1)
  • J.B. Holmes (35/1)
  • Jimmy Walker (18/1)
  • Jordan Spieth (8/1)
  • Keegan Bradley (60/1)
  • Kevin Streelman (150/1)
  • Matt Kuchar (30/1)
  • Miguel Angel Jimenez (150/1)
  • Paul Casey (70/1)
  • Rickie Fowler (30/1)
  • Rory McIlroy (8/1)
  • Ryan Moore (60/1)
  • Ryan Palmer (80/1)
  • Vijay Singh (125/1)

これら22名の中で,私の10名のピックは以下の通り。
  • Rory McIlroy (8/1)
  • Jordan Spieth (8/1)
  • Bubba Watson (10/1)
  • Jason Day (12/1)
  • Dustin Johnson (12/1)
  • Adam Scott (20/1)
  • Jimmy Walker (18/1)
  • J.B. Holmes (35/1)
  • Hideki Matsuyama (60/1)
  • Paul Casey (70/1)

15 Apr 2015

動画 // タイガー・ウッズのようなスティンガーショットの打ち方 // Trackman



  • ボールを後ろ足にセット
  • 荷重を前足に
  • ハンドファースト
  • ターゲットに対してアライメントは左向き
これでスティンガーショットが打てるそうです。アタック・アングルがマイナス8度とか9度ぐらいだから,かなり打ちおろすかたちになりますね。打ち出し角は4度ほど。

リンクスでやるときに試してみたいです。

本 // 印南一路『すぐれたゴルフの意思決定』東洋経済新報社

すぐれたゴルフの意思決定
東洋経済新報社 (2013-05-02)
売り上げランキング: 37,482
  • ゴルフは意思決定のスポーツであり,意思決定力の向上が本当の意味のゴルフの上達を意味すると筆者は考える。
  • 状況別の攻め方はコースに出る前に考えておいて,コースでは,いくつかの選択肢の中からすばやく決断してショットに向かう必要があるのである。
  • アマチュアゴルファーが学習スピードを上げ,シングル入りを果たすためには,ミスの原因を分析し,成功率の高い方法に関する仮説を作り実験して,知識を高度化する必要がある。
  • ゴルフで最も重要なのは「判断」だというのが本書全体のメッセージである。そして,これこそが本書と類書を分ける違いである。
  • 著者名を見て,なぜこのような本を書いたのだろうかと疑問に思う方は,あとがきを読んでから読み始めていただければ幸いである。
  • ゴルフは状況を的確に判断し,合理的な判断を繰り返さなければ,よい成果が出ない。運・不運も結果を左右する。ミスも計算に入れなければならない。
  • かなりのゴルファーは100切りが目標になる。想定読者数を考えれば,スイングやショット技術論に関する本が最も多くなるのも仕方がない。
  • 実際には欲を抑えるのは容易ではない。心理学の基本であるが,「何々するな」という命令は,人間にはあまり効果的ではない。
  • 本書が勧めるのは,「的確な状況判断」,すなわち意思決定である。
  • 私たちは素晴らしく効率的な知覚処理システムである半面,フェアウェイの形や周りの樹木の並び,グリーンのマウンドの傾きといった「手がかり」に容易に騙され,錯覚してしまう頼りない機械なのである。
  • そもそも,私たちは成功確率を見積もる際,正確に偏りなく過去のショットを思い出し,成功・失敗の相対頻度を判断しているのではない。
  • ミスター超人が練習の鬼であるのに対し,ミスター柔軟思考やミスター確率戦略は,コースという自然の中で行なうのがゴルフであるから,コースでどれだけ少ない打数で回れるかが,ゴルフの実力であると考える。
  • ドクターゴルフはラウンド前から絶えず勉強している。ふだんから人間の知覚の仕組み,判断の仕組みを学んでいる。錯覚や陥りやすい推論の罠を知っている。判断力の向上は,知識の高度化に等しいと認識している。期待スコアのシミュレーションをして,どんな状況ではどんな戦術が望ましいかの研究をする。
  • ジュニアのときからゴルフを始めて,無数のラウンドを経験した人は,このような錯覚の存在を知っているし,対処方法を自然と身につけている。しかし,ラウンド数の限られた一般アマチュアは,経験まかせにしたのでは,能率が悪すぎる。
  • ドクターゴルフは,ミスター超人,ミスター確率戦略の方法論であるショット技術論やメンタル・トレーニングに加えて,視覚心理学,認知心理学,コース設計論,意思決定論を応用して,学習スピードを加速させることになる。
  • 以下,3つの大きなテーマを扱う。外部情報の取り扱い(知覚),不確実性への対処(確率),意思決定能力の向上(学習)の3つである。
  • どれだけ正確に判断できるかは,どれだけ注意深く正確に観察できるかに依存している。そして,どれだけ注意深く正確に観察できるかは,どれだけ適切な場所に注意を向けられるかに依存する。さらに,どれだけ適切な場所に注意を向けられるかは,記憶に蓄えられた知識に依存するのである。
  • 視覚法則にはいろいろあるが,最も重要なのは安定性の法則と近接性の法則であろう。
  • 安定性の法則とは,無限にある可能性の中から,偶発的に見える可能性は排除して,最も可能性の高い解釈をするというものである。
  • 近接性の法則とは,奥行きの手がかりがない場合,近接する物体の一番近いものと同じ奥行きを持つという解釈をすることをいう。
  • 上り傾斜のホールでバンカー越しにピンを見ると,ピンはバンカーのすぐ近くに見えるが,実際にグリーンに上がってみると,意外に奥に立っていることがある。これはピン位置の奥行き知覚が2次元上の像としては近いバンカーのアゴの線の近くに見えるという近接性の法則に影響されたせいである。
  • ゴルフで50ヤードから100ヤードくらいまでの中距離のアプローチが難しいのは,視点からの距離が増えるに従い,急速に前後の間隔が減少するので,距離差をうまく知覚できないのが最大の原因なのである。
  • 非常に乾燥した空気の中では,かなりの遠方も明確に見えるため,距離を過小評価してしまい,逆に霧がうっすらかかっていると,かなり距離があるように錯覚することになる。
  • これらの幾何学的錯覚が私たちに与える最も重要な教訓は,錯視が存在することを知っていても,錯視自体を防止できないことにある。だから,錯視を知り,それを意識的に調整することが必要であり,またそうすることによって,不必要なプレッシャーを和らげたり,油断によるミスを避けたりすることもできることになる。
  • グリーンに上る前にグリーン全体の傾斜を確認しておきなさいというアドバイスの方が,確認の仕方次第では,むしろ,確証バイアスによる誤判断を招きやすいといえる。
  • 人間は2%の勾配までは自分自身を傾けることによって対応してしまう。これが5%になると危険を察知して,倒れないように重力方向に垂直に立つ。
  • コース設計家が錯覚をどう使うか知れば,錯覚のある場所が見抜きやすくなり,錯覚を予防するのに有効と思われる。ところが,この観点から書かれた書物は,『痛快! ゴルフ学』(集英社インターナショナル,2002年)の第13章「ゴルフ造園学」以外にはほとんど見当たらない。
  • グリーン形状や傾斜の方向・度合いに錯覚を起こさせる要素は数多くある。同じ傾斜で同じ形のグリーンでも,グリーン全体が小さければ傾斜が強調されて見え,反対にグリーンが大きければ傾斜は目立たなくなり過小評価される。
  • 「ゴルファーにとって,最大の喜びはゴルフができることである。その次には,いいスコアをマークすることだ」と,日本アマ6回優勝を誇る中部銀次郎もいう(『もっと深く,もっと楽しく。』)。
  • 上達の指標としてはハンディキャップが最も客観的である。だから,中期的にハンディを縮める最もスピーディな方法を考えることが,限りなく上達するという目標に対して合目的的である。ここでは「中期的」というところがミソである。
  • したがって,重要なのはティショットか,アプローチか,パッとかという質問に対する答えは,ティショットであると答えることになる。
  • プロの試合では,フェアウェイ・キープの重視といっているが,私たちのレベルでは重要なのは,フェアウェイ・キープ率やパーオン率ではなく,「非OB発生率」である。
  • ミドルホールについてまとめると,「OB発生率がゼロならばドライバーで勝負し,5%程度見込まれたら,ドライバーをバッグに戻して,3番アイアンではなく,3番ウッドで打ちなさい」というアドバイスになる。
  • この「べき論」を目標としながらも,「してはいけない論」が指摘する障害を見つけ,その障害を除去することによって,一層目標の実現可能性を高めるというアプローチを取ることができるはずである。
  • この問題を考えるには,どうして私たちが無謀なショットをしてしまうのかの原因を知ることが,第一歩である。この部分はスクリプトとフレーミング効果,さらにシミュレーション・ヒューリスティックという認知心理学の概念で説明する。
  • ゴルフは確率のゲームだといわれながら,あまり確率的な議論がされていないのは,まともな計算ができるデータがないからであるといってよい。
  • ミスター堅実はよいが,ミスター臆病ではいつまでたっても上達しない。
  • なぜ,初心者は難しい状況に直面した際,無謀なショットを選択するのであろうか。初心者はラウンド経験が少ないため,安全なショットを選択し,ボギーを確保しても,ダボやトリプルを避けて利得したとポジティブに評価できないためだと思われる。
  • 実際に,このような期待スコアの計算を事前にしておかないと,どの戦術を選択するのかは,その際どのようなヒューリスティックを用いて決めることになるので,さまざまなバイアスに影響させることになる。
  • ラウンド数の少ない私たちアマチュアは,事前シミュレーションによって,少しでもプロのような判断プロセスができるよう努力すべきであろう。
  • ロングヒッターは単に得意距離を残して攻められるホールの相対頻度が,他のプレーヤーよりも多いということである。
  • シミュレーションでも,戦術選択の分かれ目は,ショットの成功確率であった。
  • 何も考えずにいきなり木越えショットを行うことも,単純に確率計算に逃げショットを回避するのも,認知的にケチっているという意味では同じで,上達する可能性を下げていることになる。
  • この本は苦いかもしれない。しかし,本書を取り上げた人は,考えることを厭わない方だと思われる。ゴルフの楽しみの1つは,考えることかもしれない。
  • 本書は,ゴルフに意思決定論をどう応用するかという観点から書いたが,ゴルフを通じて,どうやって意思決定能力を向上させるかという観点で読んでいただくことも期待している。

14 Apr 2015

MyGolfSpyが寄付を募っていたので

いつも楽しませてもらっているサイト「MyGolfSpy」が寄付を募っていたので,私もささやかながら貢献してみました。

以下のリンク先で寄付ができます。

https://www.indiegogo.com/projects/mygolfspy-com-power-to-the-player/x/10510109#home

数字で見るマスターズ2015 // その記録の数々 // European Tour // PGA Tour



European Tour "The 2015 Masters in Numbers"
http://www.europeantour.com/europeantour/season=2015/tournamentid=2015026/news/newsid=253256.html

270 - ジョーダン・スピースの優勝スコア。タイガー・ウッズの1997年の記録に並んで1位タイ。

21.7 - ジョーダン・スピースの年齢(21歳と8ヵ月だから21+8/12で約21.7ってことですかね)。マスターズ優勝者としては,1997年のタイガー・ウッズに次ぐ,2番めの若さ。

28 - スピースが今週記録したバーディーの数。2001年のミケルソン(25)の記録を抜いて歴代1位。

69.1 - マスターズでの8ラウンドでのスピースの平均スコア。比較として,タイガー・ウッズはオーガスタで25ラウンド以上プレーしたプレーヤーの中では歴代最高(70.86)。

43 - アーメンコーナーでのスピースの総スコア。フィールドで最少。

106 - スピースの総パット数。ダスティン・ジョンソンとスティーブ・ストリッカーに次ぐ少なさ。

39 - 初日からトップを守っての(1位タイもなく)優勝は,1976年のレイモンド・フロイドが達成して以来39年ぶり。

2 - スピースの新しい世界ゴルフランキングは,マキロイに次いで2位。812日前は,スピースは811位だった。

200 - アメリカ人のヨーロピアンツアーでの勝利数。

274 - ジャスティン・ローズおよびフィル・ミケルソンのトータルスコア。過去78回の大会のうち70回で優勝できるスコアだった。

4 - フィル・ミケルソンはこれで4大大会のすべてで準優勝を記録した。

711 - 最終日,最初の2ホールでのロリー・マキロイのティーショットの飛距離の合計(354ヤードと358ヤード)。公式記録としては,今週のオーガスタでのロングドライブの1位と2位の数字。

15 - 最後45ホールでのマキロイのスコア(アンダーパー)。フィールドで1位,スピースより8打良い。

12 - マキロイはメジャー大会で12ラウンド連続アンダーパーのスコアを記録。その間,トータルでは45アンダーパー。

47 - マスターズ2015でのイーグルの数で,歴代1位。これまでの記録は,1991年の37個。ダスティン・ジョンソンは土曜日のラウンドで3つのイーグルを記録,これは大会初。

3 - 3人のプレーヤーが,4ラウンドで3パットをしなかった。ヘンリク・ステンソン,スティーブ・ストリッカー,ベ・サンムン。

2 - 日曜日のラウンドでのタイガー・ウッズのフェアウェイキープ数。今週のオーガスタでどのプレーヤーのどのラウンドよりも少ない。

59 - イアン・ポールターのパーオン数(82%)。今週トップで,2位には5つ差。

0 - 4ランドとも60台でラウンドしたプレーヤーは,ゼロ。79年のマスターズの歴史の中で,4ラウンドとも70を切ったプレーヤーは,ひとりもいない。

(おまけ)
そして,数字に残らない非公式の記録として,ラウンド後の記者会見で「今日のラウンドを振り返って」というお決まりの質問に対するジョーダン・スピースの回答がたぶん史上最高に長くて丁寧だったという話も。

http://www.golfdigest.com/blogs/the-loop/2015/04/another-unofficial-masters-record-jordan-spieth.html

(さらにおまけ)
PGAツアーのサイトでも記録を載せていた。

PGA Tour "Inside the dominance of Spieth at Augusta"
http://www.pgatour.com/monday-finish/2015/04/13/the-masters-tournament.html

上に載ってないものを挙げると,

  • スピースは最初の36ホール(130)および54ホール(200)での最少スコアを記録。
  • 日曜日15番でのバーディーでスピースは19アンダーに達した。
  • スピース,タイガー・ウッズ,ジーン・サラゼン,および Tom Creavy のみが,22歳までに3勝(すくなくとも1勝はメジャーで)をした。また,1940年以降では,ウッズとガルシアとスピースが22歳までに3勝をした。
  • スピースはこのマスターズまでは,54ホールを終えてリードしたときの成績は0勝4敗だった。
  • オーガスタでの最初の8ラウンドをすべてパー以上だったのはスピースが初めて。
  • スピースは28個のバーディーを記録,以前の記録はミケルソンの25(2001年),マスターズ優勝者としての以前の記録はタイガー・ウッズの24(2005年)
  • スピースが世界ゴルフランキング2位,そしてマキロイが1位であることで,初めて1位と2位が25歳以下のプレーヤーで占められることになった。
  • マキロイは最初の9ホールを40でまわったが,最後の45ホールで15アンダーを記録。最後の45アンダーでのスコアは,マキロイについで,ミケルソン(-12),ザック・ジョンソン(-12),ローズ(-10),松山(-10),メイハン(-10)。スピースは7アンダー。
  • マーク・ブローディーによると,スピースの Strokes Gained は以下の通り。ドライブ,アプローチ,ショート,パット,すべてのエリアでまんべんなくストロークをゲインしている。

マスターズのパー3コンテストでホールインワンを出したニクラウスが打ったのは三浦のアイアンCB57の8番だという



ソース:
https://www.facebook.com/MiuraGolf/photos/a.181650768998.125641.174039178998/10152955183923999/?type=1&theater

写真 // キャロウェイ ビッグバーサ ミニドライバー プロトタイプ // GolfWRX

今週の RBC Heritage Classic が開催されるハーバータウンのレンジで,キャロウェイの「Bertha Mini 1.5」プロトタイプが目撃されたそうです。ビッグバーサドライバーより小さく,またそのフェアウェイウッドよりは大きいとのこと。アジャスタブルホーゼルつきで,ソースによれば,12度と14度のものがツアープレーヤーたちが入手可能とのこと。

キャロウェイはXRでフェアウェイのディープフェイスがありますが,まさか「ミニドライバー」を突っ込んでくるとは……。テーラーメイドの独壇場で,かつニッチなマーケットかと思ってたんですが,最近PGAツアーでも優勝者がミニドライバーを使っているケースが出てきたので,静観していられなくなったということでしょうか。









GolfWRX "First Look: Callaway "Bertha Mini" prototype"
http://www.golfwrx.com/295793/first-look-callaway-bertha-mini-driver/
http://www.golfwrx.com/forums/topic/1164159-callaways-new-bertha-mini-15-driver/
http://www.golfwrx.com/forums/topic/1164291-callaways-new-bertha-mini-driver-players-testing-it-on-the-range-at-the-2015-rbc-heritage-classic/



13 Apr 2015

イギリスゴルフ #43 // Finchley Golf Club // 見知らぬイタリア人ふたりとラウンド

ひとりでいつもの Finchley Golf Club に行きまして,前のふたり組がスローだったので抜かさせてもらおうと5番ホールのティーで声をかけにいったら,向こうから「一緒にやらない?」と言われ,感じがよさそうだったのでそのまま同伴することになりました。

ふたりともイタリア人で,昔からの友達,たまたまいまはふたりともロンドンに住んでいて,上手い方のLucaはかつてはこのFinchleyのメンバーだったとか。仕事のこととか,なんでロンドンに来たかとか,そんな話をチラホラとしながらのラウンドになりました。

こういう出会いも面白いですね。


Sun 12 April 2015

11 Apr 2015

少年のマスターズの夢をかなえたケビン・ストリールマン // ESPN

パー3コンテストで優勝したケビン・ストリールマン。その隣にいた少年キャディには,こんなエピソードがありました。このストリールマンの優しい笑顔を見るだけで泣けてきます。「パー3コンテストで勝った人は本選で優勝したことがない」なんていうジンクスは,もはやどうでもよくなりますね。



ESPN "Streelman helps make Masters wish come true"

http://espn.go.com/golf/masters15/story/_/id/12638216/masters-wish-comes-true

(抄訳)
ジェニファー・クーチは2年前,11歳の息子イーサンが,不規則な行動をとることに気づいた。彼の手は震え,足は痛んだ。彼のバランス感覚はおかしくなり,ズボンを履いたり靴ひもを結ぶことが難しくなった。

とある金曜日,ジェニファーは小児科医に息子を連れて行った。震える声で,自らの不安を伝えた。自らの診断を伝えるときまでに,その頬を涙がつたった。

その涙のなかで,彼女は医師に伝えた。「彼は脳の手術が必要だと思うんです」。

検査の結果,そのもっとも恐れていたことが確認された。イーサンには中脳視蓋グリオーマがあった。脳腫瘍が脊髄液の循環能力を妨げ,水頭症と行動に関するその他すべての症状を引き起こしていた。

4日後,彼は手術を受ける。医師たちは,その腫瘍は良性ではあるものの手術不可能であることを知る。イーサンを定期的に診察する以外に,医師たちにできることはなかった。

イーサンが手術を終えて目覚めたとき,看護師が彼の部屋に入っていった。「あなたはチャンピオンだったって聞いたわよ」と看護師は言った。「だから,家に帰って願いごとをしてほしいの。何でもいいから選んでね」。

イーサンは家に帰って考える必要はなかった。父のジェフ はかつてプロゴルファーで,9ホールのプレーをするとき,母のジェニファーが生まれたばかりのイーサンを抱えて一緒に歩いていたのだ。イーサンは自然にゴルフを愛するようになった。そしてその看護婦から願いごとと言われたとき,イーサンはすかさず答えた。

「マスターズに行きたいな」。

3月7日,イーサンの13歳の誕生日の2日後にケビン・ストリールマンがイーサンに電話をかけたとき,ケビンはこの話を知らなかった。本当のところは,イーサンがマスターズに行きたいという願いをしているということ以外,ケビンはイーサン について何も知らなかった。

今週,ストリールマンは4回目のマスターズ出場となる。2011年の初出場のときは,パー3コンテストのキャディとして彼の父親を招待した。次は彼の母親の出番。そして昨年は義理の父が呼ばれた。

トラベラーズ選手権を優勝してマスターズの出場権を得た直後に,ストリールマンはこの機会を本当にそれが見合う誰かにオファーしようと決めた。彼の娘ソフィアは昨年12月,妊娠合併症のさなかに生まれた。家に来るまで,ソフィアは新生児集中治療室で7日間をすごした。その期間は,ストリールマンにある成熟した考え方をもたらした。

「その経験は,僕の子供に対する見方を大きく変えました」と,ストリールマンは語る。「困難に直面した子供を抱える親たちがいかに大変な時間を過ごしているか,それについての理解が完全に改まりました」。

ストリールマンは,Make-A-Wish 基金の地元支部に連絡をとった。そこで,マスターズに出たいという願いを持っている子供はいないかどうかと尋ねた。

まもなくして,ストリールマンはイーサンに電話をして,とある申し出をした。

「うん,あなたのことを知ってますよ」。ストリールマンが自己紹介したとき,イーサンはこう答えた。

しかし,ストリールマンが電話している理由までは,イーサンは知らなかった。

マスターズ出場者として,水曜日のパー3コンテストにキャディーを選べる権利を持っていることを,ストリールマンは説明した。そして,そのキャディーとしてイーサンを選びたいと。

イーサンは声を失った。スピーカーフォン越しにそれを聴いていた両親は,泣き始めた。ようやくイーサンが話し始めたとき,その声は震えていた。

「僕はただマスターズに行きたかったんです」。のちに彼は言っている。「ここまでのことは期待していませんでした」。

そして今,彼はオーガスタに家族みんなとともにいる。すべてのキャディに与えられる,あの有名な白いジャンプスーツを着る用意をしながら。

イーサンのベストスコアは82。その大役にふさわしい。

「ケビンが間違いなく正しいクラブで打つように,しっかりやるよ」と,自信を含んだ笑いとともにイーサンは語る。

ストリールマンと過ごす水曜の午後,イーサンは脳腫瘍を気にしない。来週受けるMRIも気にしないし,これから長く続くであろう病気のことも気にしない。

彼は,自分の夢をかなえることに,全力で集中するだろう。

そんな少年をしたがえるストリールマンは,子供が自らの生を輝かしいものにすることを,ただただ願うだけだ。

「僕はただ誰かのドアを開いて,そして願わくば苦境を切り抜けたあとに素晴らしい1日を与えたいだけ」と,ストリールマンは言う。「これは僕自身のことじゃない。これはお返しなんです。自分の持っているチャンスを,誰かの願いをかなえるために使いたいんです」。

10 Apr 2015

WITB // ジョーダン・スピースのクラブセッティング // 2015年4月9日現在 // Masters



2015年4月9日現在 // Masters
  • ドライバー // Titleist 915 D2 / ロフト 9.5度 / シャフト Aldila Tour Rogue 60TX
  • 3W // Titleist 915 F / ロフト 15度 / シャフト Graphite Design Tour AD-DI 7X
  • ハイブリッド // Titleist 915 H.d / ロフト 20.5度 / シャフト Graphite Design Tour AD-DI 95X
  • アイアン // Titleist 714 AP2 (4-9) / シャフト True Temper Project X 6.0
  • ウェッジ // Titleist Vokey SM5 (46-08, 52-08, 56-10, 60-04) / シャフト True Temper Project X 6.0
  • パター // Scotty Cameron 009 Prototype / グリップ SuperStroke Flatso Ultra (Black/White)
  • ボール // Titleist Pro V1X
ソース:
http://www.golfwrx.com/82967/jordan-spieth-witb/

過去のWITB:
WITB // ジョーダン・スピースのクラブセッティング // 2015年3月15日現在 // Valspar Championship
WITB // ジョーダン・スピースのクラブセッティング // 2014年12月3日現在 // Hero World Challenge
WITB // ジョーダン・スピースのクラブセッティング // 2014年4月12日現在 // マスターズ


9 Apr 2015

マスターズ2015 ファッションチェック // ルーク・ドナルド RLX

ルーク様,今年はこの4種類のウェアを着ているところを見せてください。



ソース:
https://www.facebook.com/LukeDonald/photos/a.156327457841532.36279.156111851196426/537959759678298/?type=1&theater

本 // ライフエキスパート『ゴルフ  ミス・ショットが驚くほどなくなる本』KAWADE夢文庫

何者かよく分からない「ライフ・エキスパート」による本ですが,いわく,
さまざまな不安や悩みをかかえる現代人。その生活全般に鋭いミスを入れ,心身ともに充実した豊かな毎日を送るためのノウハウを多角的に研究。日本人のあるべき理想のライフスタイルを提唱する,頭脳集団である。
だそうです。

この本のレベル感は,下の引用を見ていただければ伝わるかと……。よく文中に「プロはこうしている」というのが出てきますが,これは誰のことを言っているのでしょうね。

  • 100や90の壁を突破できないゴルファーは,運動神経が鈍いわけでも,ラウンド数が足りないわけでもない。スイングの簡単な理屈を知らず,ただやみくもに練習しているから,100や90を切れないのである。
  • たしかにゴルフのボールは止まっている。しかし,身体の回転よりヘッドが降りてくるタイミングが遅くなると,それは「振り遅れ」なのだ。
  • スライスを直すためのアドバイスとして「ボールが右足の前にあると思ってヒットせよ」とよく言われるが,これはそう意識することで身体の開きが抑えられるから。べつの言い方をすれば,「胸が右が向いているうちにボールをヒットする」というのでもいい。
  • 背が高くて腕が短い人は,スイング軌道がアップライトになるため,フェードが持ち球になりやすい。反対に,背が低くて腕が長い人は,スイング軌道がフラットになるため,ドローが出やすくなる。
  • 握力の弱い人は,インパクトでヘッドが自然に返る(ローリングスする)ため,ドローが打ちやすい。非力だがスイングのきれいな女性ゴルファーには,このタイプが多い。反対に握力の強いひとは,インパクト時にヘッドを真っ直ぐ押してやる力があるため,努力すれば(!)タイガーのようなパワーフェードが打てる。
  • 野球をやっていた人は,バッティングで手首を返すクセがあるから,ドローが打ちやすい。テニスの場合は,軟式と硬式で違う。軟式は,ラケットを返して打つためドロー。硬式はラケットをあまり返さないからフェードが打ちやすいといわれている。
  • 肩幅というのはあくまで目安であり,スタンス幅は,ゴルファーの柔軟性や筋力,さらにはどんなボールを打ちたいかによって,自然に決まるべきものなのである。
  • グリップを強く握ると,前腕の筋肉が硬直するだけでなく,肩周りの筋肉も硬直する。これでは,バックスイングでスムーズに肩が回らない。
  • ほとんどのゴルファーは,グリップの位置がスタンスの真ん中より左寄り,だいたい左太ももの内側あたりになるはずである。
  • 実際のラウンドでは,クラブをグリップしたら,もっとも自然な位置にグリップをセットしてみよう。そして,グリップの位置はそのままにして,フェイスがスクエアになるようボールをセットすれば,自動的にボールの位置は決まってくる。
  • アドレスで打ちたい姿勢をとったら,すべての準備は終わっている。あとは,ボールに対して切り返すだけだ。そういうスイングをくり返していれば,あなたもかならずダウンブローをものにできるはずである。
  • プロが意識しているのは,身体と腕を最後まで同調させながら肩を回すということ。そして,十分に肩を回したあと,切り返しに入る直前のグリップのいちが,たまたまそのゴルファーのトップということになる。
  • いってみれば,絵画と動画の違いといえばいいか。動画は一瞬だから,あのトップが可能になるが,絵画で動画のトップを再現しようとすると,手や腕を使うしかなくなる。
  • 意識のトップと実際のトップは違うことをまず知っておこう。そして,トップとは,肩が十分に回ったときの手の位置であって,身体が硬いゴルファーなら,トップの位置は低くてもいいということもだ。
  • ゴルフのスイングとは,まず身体が回転し,次に両肩から伸びている両腕と両手が回転,そして最後に両手に握ったクラブの先端にあるヘッドが回転するという順で成立している。
  • タメとは何か? あえて定義すれば,「ヘッドを遅らせることで,結果的にインパクトでヘッドを加速させる技術」とでもいえばいいか。
  • 上半身と下半身の捻転差によるタメが“大きなタメ”だとすると,タメには“小さなタメ”もある。それは,右肘と手首がつくるタメだ。
  • 「手打ち」とは,簡単にいうと,身体の回転を伴わない腕を主体としたスイング,あるいは身体を回転していても腕と同調していないスイングのこと。
  • ことゴルフの場合,体重移動は意識しないほうがいい。というか,体重移動は自然に起こるものであって,意識して行なうものではないと考えたほうがいいのだ。
  • トップで体重が左にあり,フィニッシュでは右にある。いわゆる“明治の大砲”といわれるゴルファーで,このタイプのゴルファーは,「リバースピボット」とか「ギッコンバッタン」のようにいわれることもある。
  • スイングの軸は尾てい骨から背骨,そして後頭部を通って頭のてっぺんを結んだ線だから,その軸さえ動かなければ,顔は右を向いてもいい。
  • スイング中の正しい呼吸法は,「吐いて,また吐く」だ。
  • ダフリは,練習量が多いわりにラウンドの少ないゴルファーに多い。理由は,練習場の人工芝マットにある。
  • FWというのは距離が残ったときに使うクラブだが,距離が欲しいという気持ちが強すぎると,どうしても力みにつながりやすい。力むと,上腕二頭筋が縮み,左肘が曲がる。これではボールに届かずトップということになる。
  • プロは,肩を回す度合い,あるいは身体を回転させるときのスピードで距離感を出しているのだ。
  • 手は繊細過ぎて,プレッシャーに弱いからだ。
  • チャックリをやってしまうゴルファーいは,ふたつの共通点がある。ひとつは,SWを使っていること。もうひとつは,そのSWのリーディングエッジをボールと芝のわずかな隙間に入れようとしていることである。
  • 青木功の名言を思い出して欲しい。「ゴルフはゴロフ」。つまり,ゴルフ(のアプローチ)はボールをゴロゴロ転がせ,という意味である。
  • 全英オープンが開催されるスコットランドのリンクス・コースでは,グリーンのはるか手前から,パターで転がすプロが多い。これは,地面が硬いため,SWではバンスが弾かれるなどミスの危険性が高いから。また,グリーンの起伏が大きいため,ボールを上げた場合,落としどころをひとつ間違うと,バンカーなどとんでもないところに行ってしまうからだ。
  • アマチュアゴルファーで,アプローチにショートアイアンを使い人は非常に少ない。実際,練習場でも,ショートアイアンで転がしている人はめったに見かけない。
  • グリーンまわりのバンカーショットは,ほとんどの場合「エクスプロージョン・ショット」,すなわち「砂を爆発させるショット」で対応する。しかし,なぜ,そんな方法をとらなければならないのか,あなたは,その理由について考えてみたことがあるだろうか。
  • バンカーショットが苦手な人は,とにかくボールの手前にバンスを落とすことだけを意識してスイングしてみよう。
  • 距離感を云々するのは,まずは1回でボールを出せるようになってからでいい。
  • こうしたゴルファーは,ゴルフを始めたころ,「バンカーショットは,ボールを手前の砂に,ドーンとヘッドを入れてやればいい」と教わった人に多い。問題は「ドーンとヘッドを入れる」という表現にある。
  • ボールの位置は,スタンスをスクエアに戻したときには,両足の真ん中にくるようセットする。しかし,実際はオープンスタンスになっているから,左足踵の内側線上にセットしたように見える。
  • ボールの手前にバンスを入れ,砂の爆発でボールを飛ばすエクスプロージョン・ショットは,SWを使った場合,キャリーで30ヤードが上限。
  • 砂の薄いバンカー,砂の固いバンカーでは,SWの歯から入れてやることだ。そのためには,フェイスはあまり開かず,スタンスの向きもほぼスクエア。ウエイトはやや左足寄り。ハンドファースト気味に構えて,上から打ち込む意識でスイングする。これは,じつはベアグラウンドからの打ち方と同じ。
  • “クレーター状態の目玉”の場合なら,クレーターを外側にバンスを入れてやる。
  • どうしてもフェイスを被せて打たなければならないのは,ボールが半分以上,砂に埋まっている場合だ。
  • 下りのパットは,よく「わざと芯を外して,ボールの転がりを悪くする」なんていうアドバイスもあるが,これははっきりいって邪道。
  • カップを見れば,左肩が上がったり,上半身が起きたりする。そうなれば,ヘッドは右に出る。結果,ボールを右に押し出してしまう。
  • ショットもそうだが,ボールはぼんやり見るくらいでちょうどいいのだ。
  • これはアメリカで行なわれた実験で明らかになったのだが,プロのなかには,じつは「ジャストタッチ」で打っているというゴルファーも少なからずいる。
  • 「パンチが入る」のを防止するには,とにかくインパクトで距離感を調節しようとしないこと。
  • 重心深度が浅いパターは,インパクトしてすぐ,ボールをヒットした感触が伝わるため,微妙なタッチが出しやすい。

7 Apr 2015

WITB // J.B.ホームズのクラブセッティング // 2015年4月5日現在 // Shell Houston Open

Shell Houston Open を制したホームズのセッティングです。1年前と比べると,ドライバーがSLDRからR15に(体積は変わらず430)。ロフトは12度だったものが9.5度に,ということで,TaylorMadeの"LOFT UP"キャンペーンもSLDRとともに終わったかたちでしょうかね。そしてエアロバーナーミニドライバーも入れています。



2015年4月5日現在 // Shell Houston Open
  • ドライバー // TaylorMade R15 430 / ロフト 9.5度 / シャフト Fujikura Pro Tour Spec 83X (Made for J.B. Holmes)
  • ミニドライバー // TaylorMade AeroBurner Mini Driver / ロフト 12度を11度に / シャフト Fujikura Pro Tour Spec 93X
  • 5W // TaylorMade SLDR 5HL/ ロフト 21度 / シャフト Mitsubishi Rayon Diamana B-Series 80X
  • アイアン // Tour Edge Exotics CB PROh (3), TaylorMade Tour Preferred MC 2014 (4-9) / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
  • ウェッジ // Cleveland 588 RTX / ロフト 48度,54度,60度 / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
  • パター // Odyssey Metal X-Milled #7
  • ボール // Srixon Z-Star 3
ソース:
http://www.golfwrx.com/279333/j-b-holmes-witb-2015/

過去のWITB:
WITB // J.B.ホームズのクラブセッティング // 2014年5月4日現在 // ウェルズファーゴ選手権

関連記事:
J.B.ホームズはのレイアップについて,本人のコメントと専門家の分析 // GolfWRX // Golf Digest
動画 // ダスティン・ジョンソンとJ.B.ホームズのホールインワン@WGCキャデラック選手権


イギリスゴルフ #42 // ウェールズ遠征 // Pyle & Kenfig Golf Club // 前後半で性格の違うコース

イースターの4連休を利用して,South Wales にゴルフ旅行に行ってきました。

最後,3番目にラウンドしたのは,Pyle & Kenfig Golf Club。1926年,Harry Colt 設計。1947年,Philip Mackenzie Ross 改造。
http://www.pandkgolfclub.co.uk/

"The Confidential Guide to Golf Courses" によると,
Royal Porthcawl からはわずか数マイル離れた位置にある。このリンクスはよく見過ごしがちだが,バックナインは傑出したホールが続く。砂丘は北に何マイルも走るように見え,そしてここに誰もゴルフホールを造らなかったのは,馬鹿げている。特に,フロントナインが可もなく不可もなくといったものなので。
というように,けっこうな物の言いようですが,この率直さが "The Confidential Guide" の魅力です。

クラブハウスは,まぁ普通


「Pyle & Kenfig」とはなんともカッコいいクラブの名前ですが,単にPyleという地域とKenfigという地域にかかっているからこうなったのだと思います(大江戸線の駅名みたいですね,牛込神楽坂とか若松河田とか)。あと,もともとアウトの9ホールだけで始まって,あとでインの9ホールが付け加えられたのだとか。それもあって,前後半で雰囲気の異なるコースになったみたいです。

統一感という観点からすれば,もちろんこういう設計は好ましくはないでしょうが,しかしちょっと観点を変えると,例えば自分が年をとってこの近所に住んでいてこのクラブのメンバーだったとして,毎ホールがワイルドでチャレンジングなものだったら疲れやしないかな,と。それよりは,半分は気楽に球を打って,もう半分の途中でちょっと冒険めいたホールをプレーしてワクワクする,ぐらいでちょうどいいのかも,などと思ったりもします。好意的に考えるならば。

ドライビングレンジはなくて,ウォームアップ用のネットがいくつか,あとパッティンググリーンがあったので,そこで軽く練習してからスタート。

1番パー4のティーすぐ左に道路


1番ホールはすぐ左が道路です。そしてティーショットは見事にひっかけて道路に着地…。クルマが走っていなかったからよかったものの,当たっていたら大変でした(けっこうスピードの出せる道路だし)。

ゴースがコースに彩りを添えます


リンクスではないですが,こんな感じで地形はフラット,そしてゴースが見受けられます。このゴースはボールを打ち込むともちろんやっかいですが(というかまず見つからない),しかしゴルフコースの美的観点からいうと,もうこれがないと物足りなく感じてしまうようになりました。

9番だったかな,クラブハウスに向かって軽くダウンスロープ


ということで,ハーフでループするので9番でしっかりクラブハウスに戻ってきます。この9番がダウンスロープになっているのを見て,始めて高低差があったのに気づきました。

で,後半。11番パー4が左ドッグレッグになっていて,その2打目付近から急にコースの雰囲気が変わります。

こんな感じ。

12番パー3。後半の途中から急に雰囲気が変わってワイルドになる


ドッグレッグにブラインドのティーショットなど,地形を活かした面白みのあるホールが続きます。11番の2打目から15番ホールまでは,なかなかメモラブルでやりがいがありました。

14番パー4,グリーン前でぱっくりお口を開いて待っているバンカー


ってな感じで,「わざわざこのコースでラウンドするためにこの地域に出かける!」という類のコースではないですし,この地域に来たとしても,他に選択肢はちょいちょいある(実際,3番目はここにしようか Southerndown Golf Club にしようか迷った)のですが,箸休め的というか,こういうコースをゴルフ旅行に挟むのも悪くないかもなぁと思うようにはなってきました。

ということで,南ウェールズの3コースでのゴルフ旅行でしたが,ウェールズの面白さに目覚めるきっかけになりました。ほんと,Celtic Manor は,あちらが特殊だったんだなぁと。


Mon 6 April 2015

6 Apr 2015

イギリスゴルフ #41 // ウェールズ遠征 // Pennard Golf Club // 天空のリンクス

イースターの4連休を利用して,South Wales にゴルフ旅行に行ってきました。2番めにラウンドしたのは,Pennard Golf Club。オリジナルの設立は1896年。その後 James Braid と C.K. Cotton による改造を経ています。

http://www.pennardgolfclub.com/

このPennardは,"The Confidential Guide to Golf Courses" では "Gourmet's Choise" に掲載されていまして,そこでトム・ドォークはこんな風に書いています。
この世の果てと思えるようなゴルフコースの多くに,私は足を運んだことがある。しかし,もっとも予期せぬこの感覚は,Pennardで訪れた。ラフとアンジュレーションで彩られたコースは,フェアウェイバンカーの必要性を最小限に留める。7番ショートパー4からコースは魅力をあらわす。バックナインは,このコースを訪れる理由を再確認させてくれる。次々と訪れる,ドラマチックなホールの数々…。
ほんとかよ。ということで行ってみまして,果たしてその光景に圧倒されました。このコースの売り文句は「The Links in the Sky(天空のリンクス)」で,ちょうど崖の上にコースがあるもので(そういう意味では厳密にはリンクスではないのだけれど),眼下に見える海がなんとも絶景なのです。

この動画で雰囲気が伝わると思います。



で,この動画ではみんなバギーに乗っていますが,別に歩きでもラウンドできます。しかしここは高低差が激しいので,歩きの担ぎだと少し疲れました。

クラブハウスはモダン

プロショップに "Confidential Guide" が置いてある

1番ティーに「The Links In the Sky」の文字が

2番パー3


最初のうちは,普通のインランドコースという雰囲気ですが,6番パー4あたりになって,崖下の海が見えてきます。御多分にもれず,このコースもコース内を普通に散歩している人がいて,特にこの6番のあたりはみんな崖下の光景を写真におさめ,そしてコース内では歩行者が優先なので,ティーで待たされます。だけど気持ちが良いのでそれもぜんぜん不快じゃないです。

6番パー4あたりからこの光景が見えてくる


コースはリンクスではないのでアップダウンが多く,土壌も粘土質。後半のふたつのパー3は距離がある上にグリーンが横に細長いので,難しいです。全体的にはドッグレッグホールが多かった印象があります。

まぁしかしここは,各ホールの戦略性や設計の妙というよりは,この光景を楽しむところでしょうね。こうやって秘宝に巡りあい,そしてまた次なるお宝を巡って旅をする……という,なんとも楽しい悪循環であります。





最後にパノラマの写真を。これは,ラウンドを終えたあとに,崖の反対側にあるキャンプ場のようなところに行ってみて,そこからコースの方を撮ったものです。




Sun 5 April 2015

4 Apr 2015

イギリスゴルフ #40 // ウェールズ遠征 // Royal Porthcawl Golf Club // ウェールズの名門リンクス,ロイヤル・ポースコール

イースターの4連休を利用して,South Wales にゴルフ旅行に行ってきました。最初にラウンドしたのは,Royal Porthcawl Golf Club。1913年,Harry Colt 設計。

http://www.royalporthcawl.com/pages.php/visitor_homepage.html

クラブの歴史を物語る写真が,クラブハウスのいたるところに


"The Confidential Guide to Golf Courses" によると,
このコースがライダーカップの開催地に選ばれなかったのは残念。海岸線に造られており,ターンベリーを除けばチャンピオンシップコースの中でもっとも厳しい気候が予想されるコース。ここが売りにしているのは,チャンピオンシップリンクスでは唯一,すべてのホールから海が見えること。しかしそのためには,バックナインで丘をちょっと登る必要があるが。しかし,岩浜に沿った最初の3ホールは,その印象を強く残すだろう。
また,"True Links" によると,
このコースのクオリティは,アマチュア選手権,女子選手権,カーティスカップ,ホーム・インターナショナルなどを開催していることからもうかがえる。1909年,23番目に「Royal」の名を関するコースとなった。
などと書かれています。

山口信吾さんの日経電子版の記事にも,この Royal Porthcawl が登場します。が,文中にある「1995年には、ヨーロッパツアーとアメリカツアーの代表選手による対抗戦「ライダーカップ」の舞台となりました。」というのは間違いで,実際には「1995年の Walker Cup」ですね。Walker Cup は,アマチュア版のライダーカップ(ただしUS対UK/Ireland)。

さて,Royal Porthcawl は,典型的な「going out, coming in」なリンクスコースとは違い,コースは三角形なエリアにレイアウトされています。左はブリストル海峡。ゴルフコース設計の評価項目のひとつに「walkability」というのがあるらしいですが,このコースはまさにそれを満たす,歩きやすいコースです。グリーンから次のティーも近く,分かりやすいですし。リンクスでやっていると風向きには敏感になりますが,歩きのラウンドだとホールとホールとの相対的な位置関係が分かりやすいです。ホール間をさえぎる木もないですしね。



ウェールズ最大の都市カーディフからはクルマで1時間以内。海沿いの住宅地を抜けると,しれっと建つクラブハウスにたどり着きます。

クラブの外観はシャビー


この日はリンクスならではの強い風(といっても普通の風かもしれないけど)が吹いていたので,コースの難易度はさらに高く感じました。特に出だしの3ホールでは向かい風。カラダが温まっていないので,なおさら向かい風はキツイです。

1番のティーから

2番のグリーンからティー方向に

3番パー4。フェアウェイの入り口でバンカーが待っている


コースは正統派リンクス。土壌は砂地でフェアウェイとグリーンは固くさらにアンジュレーションがあり,バンカーは深くて適切な場所にあり,コースを彩るのはラフとゴース。攻めたいのか守りたいのか,球を上げたいのか転がしたいのか,右からいきたいのか左からいきたいのか,ひとつひとつのプレーに確固たるプランがないと,大変な結果になりえます。

4番パー3。ここで風向きが変わる

5番パー5。グリーンからティー方向

7番パー3のグリーンは縦長でアンジュレーションが強い


リンクスのバンカーはたしかに深いんですが,砂質がいいので,出すこと自体はさほど難しくありません。カベ近くにボールが止まっていなければ。

8番パー5。グリーンに近づくにつれて増えるバンカー

10番パー4。気の抜けないグリーン

11番パー3

13番パー4。グリーン後ろに目印のポールが

18番のアプローチは海に向かって


なかなかタフなラウンドでしたが,この18番ホールの光景で,リンクスでのラウンドの楽しさを再認識できました!


Fri 3 April 2015