28 Feb 2015

ドローとフェードとの飛距離の違いの理由を改めてテストしてみたら // MyGolfSpy

QP氏の『誰も語らなかった飛ばせるクラブとスイングの本音』の中で,
(アウトサイドイン軌道は)さらに上を向いたロフトのついたフェース面とずれた下方向にヘッドが動いているので,エネルギー伝達の効率が悪くなります。だからスライスは飛距離をロスすると言われるのです。
というのがありました。「フェードよりドローの方が飛ぶ!(だから飛ばしたいならドローショットを打て)」というのは,ゴルフをやってる人なら誰しも知っているし言われたことがあると思いますが,「でもほんとにそうなの?」というのを,12人のテスターを使って検証したのが,このMyGolfSpyの記事。


MyGolfSpy "MyGolfSpy Labs: Draws vs. Fades"
http://www.mygolfspy.com/mygolfspy-labs-draws-vs-fades/

テストの条件
  • 12人のゴルファー(すべて右利き)で,各自特定のショットのパターンがある
  • それぞれ自分のドライバーでいっぱいショットを打ってもらい,その中から自らのパターン(ドローかフェード,スピンの回転軸で判断)にハマるショットを5つ選択
  • つまりこれは,30のフェードショット(6人☓5ショット)と30のドローショット(6人☓5ショット)との比較
  • すべてのゴルファーはそれなりの腕前。ハンディキャップ12からLPGAツアーゴルファーまで
  • クラブヘッドスピードは,86.2 MPH から 103.4 MPH のあいだ
  • テストは数日間にわたって,Titleist NXT Tour 練習ボールを使用し,データはのちに標準化された

結果



所見
クラブヘッドスピードの差を調整し,フェードヒッターとドローヒッターの双方を100mphとすると,フェードはキャリーで222ヤード飛んで総飛距離は249ヤードになり,ドローはキャリーで224ヤード飛んで総飛距離で258ヤード飛んだことになる。キャリーがほぼ変わらないのに,スピン量の違いからランに違いが生まれて総飛距離が9ヤードも変わるのは興味深い。

気づいたのは,いくつかのフェードショットは,クラブフェースのヒール側で打ったがために発生していた。こう考えられるのは,フェーダーの平均のクラブ軌道がわずかにインサイドアウトであるからで,これは芯で打っていればドローになるはずの軌道だからだ。このヒール側でのヒットは,実際にスピン量を増やし,ランを減らしている。


少し驚いた事実は,アタックアングルがどちらのグループもプラス(アッパーブロー)だったことだ。ドローヒッターがフェードヒッターよりアッパーブローの傾向が強いことには驚かない。

スピンロフトの数値も近かった。フェードで13.5度,ドローで12.3度。この理由の大きな部分は,ドローがトゥ側のヒットで生まれ,フェードがヒール側のヒットで生まれているという事実によるものだと思う。(要するに,本来ならもっとフェードの方がスピンロフトが大きいはずだけれど,ヒールでのあたりはだいたいフェースの下に当たるから,インパクトでロフトが立つ,逆にトゥ側でのあたりはだいたいフェースの上の方に当たるから,インパクトでロフトが寝てスピンロフトが増える,その結果,フェードとドローとでスピンロフトの差が縮まった……,ということだと思います)。スマッシュファクター(ミート率)は,1.45と1.43でドロー側の勝ち。



KBS 610 / Hi-Rev 2 ウェッジシャフト // GolfWRX


GolfWRX "Review: KBS 610 and Hi-Rev 2 wedge shafts"
http://www.golfwrx.com/284173/review-kbs-610-and-hi-rev-2-wedge-shafts/

長所:Hi-Rev 2 は,オリジナルモデルに比べて250rpmほどスピン量が増加。610は,ハイスピンのウェッジシャフトにしては驚くほど安定して低い弾道が得られる。

短所:それぞれ,1本あたり$43.95。シャフト重量はフレックスに基づいている。

ターゲット:610は,突き抜ける弾道を求めるハイスピンプレーヤー向け。Hi-Rev 2.0 のターゲットは,より高さとスピン量を求めるプレーヤー向け。


レビュー

KBSの新しい 610 と Hi-Rev 2.0 ウエッジシャフトを理解するために,ウエッジが果たす独自の役割を考えることが役に立つと思う。しばしば「scoring clubs」と称されるウェッジ,シリアスなゴルファーは,125ヤード以内からあらゆる弾道でさまざまなショットを打てるということがいかに大事かを知っている。この目的を果たすために,KBSシャフトのデザイナー Kim Braly は,ふたつのウエッジ専用シャフトを開発した。それぞれが,独自の弾道とスピン特性を持っている。


610 は,手元が硬いシャフトで,わずかに少ないスピン量(KBSの純正シャフトより200rpm)で低い弾道を生むべくデザインされた。フレックス・重量は以下の3つがある
  • 110 grams (Regular Flex)
  • 120 grams (Stiff Flex)
  • 125 grams (Stiff + Flex)


Hi-Rev 2.0 は,人気の Hi-Rev シャフトの第2弾。オリジナルの Hi-Rev はKBSのツアーウエッジシャフトと同様の弾道を生んでいたが,スピン量を増やすためにティップセクションはよりアクティブになっていた。それに比べて,Hi-Rev 2.0 は元のモデルに比べてスピン量が多く弾道も高い。テストでは,Hi-Rev 2.0 は通常のKBSツアーウエッジに比べて約700rpm多く,Hi-Rev に比べて250rpm多いスピン量を記録した。

Hi-Rev 2.0 の重量とフレックスは以下の通り。
  • 115 grams (Regular)
  • 125 grams (Stiff)
  • 135 grams (X-Stiff)


オンコースとレンジの両方でのテストで,Hi-Rev 2.0 と 610 はそれぞれその謳い文句通りのパフォーマンス特性を実現した。

キャロウェイ Mack Daddy 2 の56度と,テーラーメイド Tour Preferred ウェッジの52度とでフルショットしたところ,610はどうも KBS Tour-V アイアンシャフトのように感じられた。これは, Tour-V と 610 との似通ったベンドプロファイル,ステップパターン,そして重量を鑑みれば,驚くことではない。弾道は現在のウエッジよりはかすかに低いが,グリーンを捉えるには十分に高い弾道だった。

610 が本当にその真価を発揮するのは,ハーフショットやスリークォーターショットでた。それはまるで,鉛球の詰まった袋をトスするようなものだった。40−60ヤードからのショットでは,しばしばワンバウンドして,ピッチマークから3−4フィート以内にボールが止まった。いくつかのショットは,2008年オリンピックの Nastia Liukin のようにピタリと着地を決めた。

(参考までに)

もしグリーン際からのウェッジショットが決まらなかったり,十分に低いウェッジショットを打つのに困っていたら,610はその病を治してくれるかもしれない。


また,私は,キャロウェイ Mack Daddy 2 の56度に Hi-Rev 2.0 の Stiff フレックス(125グラム)も挿してテストした。フルショットでは,私にとってはちょっとスピン量が多くなったが,ラフからとさまざまなライからのショットでは,以前よりはコントロールがきいた。100ヤード以内からの抑えたショットでは,Hi-Rev はイキイキとして,そしてティップセクションがフレキシブルなシャフトとしては,ルースであったり制御不可能であったりは決して感じなかった。実際,より高くよりスピン量が多くなったことで,硬いコースやグリーンまわりの微妙なショットでは,きわめて使えるシャフトになった。

といったわけで,Braly の予測では,KBSツアープレーヤーの20パーセントは Hi-Rev 2.0 にフィットし,残り80パーセントほどは 610 を好むであろうという。

今後 610 と Hi-Rev 2.0 とがOEMというかたちで広まる可能性は十分にあるが,しかし今のところは,このふたつは認定を受けたKBSリテーラーを通じてのみ入手可能であり,メーカー希望小売価格は$43.95。

動画 // 最近のウェッジのトレンド // そのデザインや選び方のポイントなど // Golf Channel

最近この Golf Channle のシリーズにハマりつつありますが,

動画 // 最近のハイブリッドのトレンド // その用途やセッティングのポイントなど // Golf Channel
動画 // 最近のフェアウェイウッドのトレンド // その用途やセッティングのポイントなど // Golf Channel

今回はウェッジ。

Golf Channel "Hot List: What's new in wedge design"

http://www.golfchannel.com/media/whats-new-wedge-design/


最近のウェッジのデザインで興味深いのは,まず最初に,ミズノやキャロウェイなどがロフトに合わせて溝を変えている点。ロフトが寝ているのはアグレッシブな溝でもっとスピンがかかるようになっている。

例えば初心者がクラブセットを買いそろえるとして,ウッドもアイアンも買った,そのときにどういう基準でウェッジを選んだらよいか? それはなかなか手強い課題(daunting task),それに対して,メーカーはウェブサイトで情報を提供している。

たとえば Hopkins はステップ・バイ・ステップで選んでいけるようなインタラクティブなサイトを提供している。Vokeyも vokey.com の中で基礎知識などを提供している。キャロウェイは「Wedgeducation」という一連の動画を提供している。クリーブランドは,クラブに付けたセンサーでスイングを解析し,それをもとにレコメンデーションをするようなシステムを開発している。

ドライバーでもアイアンでもフィッティングを受ける人が増えているが,ウェッジではどうか? それほど多くない。長いあいだ同じウェッジでプレーしていて,ロフトは知っているけどグラインドとかバウンスとかについては知らないままという人もいる。でもそれはとても雑な姿勢。ウェッジとは,特定の目的のために使うクラブ,スコアを作るために使うクラブ。ウェッジにより入れ込めば入れ込むほど,より楽しく感じられるはず。そしてもっと寄せワンがとれるはず。

シャフトについてはどうか? ロフトや溝などに比べれば,驚くほど注意が払われていない。だいたいは純正シャフトの重いスチールのまま使われているはず。だけど,ロフトが立っているウェッジ,アイアンに近いウェッジなら,シャフトには気を使うべき。

どれぐらいの頻度でウェッジは買い替えるべきか? バンカーで使うウェッジはフェースにダメージがかかりやすいので,頻繁に変えるべき。50度ぐらいのアイアンに近いウェッジなら,アイアンセットを変えるタイミングで変えるべき。

硬い地面でプレーするときはローバウンス,軟らかい地面ならハイバウンス,が原則。

27 Feb 2015

スイングの最下点を見つけてスイングを向上 // (シャロー or スティープ)×(薄い or ダフり)別 改善方法 // GolfWRX

スイングを大きく分けて,アタック角が急か緩やかかで「スティープ」と「シャロー」,そして当たりの厚すぎ薄すぎで「ダフり」か「トップ」かで分類し,その2×2の4パターンのうち自分がどれに当たるかを見極める方法を伝授した上で,それぞれどう対処すべきかというのを教えてくれています。

話の前半は,ゴルフのスイングとは「回転運動」と「上下運動」の組み合わせだということで,それぞれを適切(な量だけ)行なうことで,しかるべきスイングの最下点が得られる,ということが書かれています。


GolfWRX: Find the bottom of your swing arc for better golf

http://www.golfwrx.com/210245/find-the-bottom-of-your-swing-arc-for-better-golf/

まず初めに,スイングタイプの見分け方として,飛球線と垂直に交わる線を引く(スプレーで書いてもいいし,ラインが分かるようにティーを刺してもいい)。その線上に7番アイアンをソールし,その上で素振りをしてみて,ディボット跡がどうなるかを見てみる。線の後ろから始まってるか,線の上か,線の先か,あるいはディボット跡は深いか浅いかあるいはまったくディボットが取れていないか。

これで自分のスイングタイプを確認した上で,以下に一般的な修正方法を示す。(すべて右利きを想定しています)


シャローでダフりの場合(またの名を「ドロップキック」)

  • アドレスで少しだけロフトを立てる
  • 左足にもう少しだけ体重を乗せる
  • バックスイングで手を高くしてスイング
  • 左サイドに振りぬくことに集中

スティープでダフりの場合

  • 背骨をターゲットから遠ざけるようにティルト(傾ける)
  • 右足にもう少しだけ体重を乗せる
  • テイクバックを少しフラットに
  • バックスイングでもっとショルダーターンをすることに注力

シャローで薄い場合(だいたいは右へのトップ)

  • アドレスでボールの位置を少し前に(離して)置く
  • スタンスを少しオープンに
  • インパクト前後でもっと左下にスイングするよう注力
  • インパクトに向かって右サイドが左サイドより高いというフィーリングを得ることが役に立つ

スティープで薄い場合

これは形容矛盾のように見えるが,もしアタック角がとてもスティープで,スイングの最下点がボールよりはるかに前の場合,ボールのアタマを叩くということがありうる。これが,インストラクターたちがいう「late top」。
  • スタンスを少しだけ広く
  • 背骨を右に少しだけティルト
  • バックスイングでショルダーターンをし,スイングを少しだけフラットに
  • トップからできるだけ早いタイミングでクラブをリリース,できるだけボールの後ろに体を残す

WITB // マット・クーチャーのクラブセッティング // 2015年2月現在

Golf Digest にマット・クーチャーのクラブセッティングに関する記事が載っていました。

各クラブのスペックのほかに,番手ごとの飛距離や,クーチャーのコメントも載っておりました。プロがどんな観点でクラブを選んでいるのか,それがうかがい知れて面白いです。

Golf Digest "What's In My Bag: Matt Kuchar"
http://www.golfdigest.com/golf-equipment/whats-in-my-bag/2015-02/matt-kuchar-bag-photos#slide=1

まずセッティングはこんな感じ:
  • ドライバー // Bridgestone J40 430 / ロフト 9.5度 / シャフト Accra M4-55 Tour Proto
  • 3W // Ping G25 / ロフト 15度 / シャフト Fujikura Speeder 757X
  • ユーティリティ // Ping Anser / ロフト 20,23度 / シャフト Aldila Tour Blue Hybrid 85X
  • アイアン // Bridgestone J40 Cavity Back (5番-PW) / シャフト Aerotech SteelFiber i95 Constant Weight (Sフレックス)
  • ウェッジ // Bridgestone J40 Black Oxide (52度),Cleveland 588 RTX Satin (58-12), Titleist Vokey SM4 Spin Milled (62-07 を63度に) / シャフト True Temper Dynamic Gold S400 Tour Issue (52,62),KBS Wedge 120S with Black Nickel Finish (58)
  • パター // Bettinardi Matt Kuchar Signature Model 1 / 長さ 44.75インチ / ロフト角 7度
  • ボール // Bridgestone Tour B330-S


番手ごとの,キャリーでの飛距離。ドライバーが270ヤードだから,ロングヒッターではぜんぜんないんですよね。


ドライバー:BRIDGESTONE J715, 9.5 DEGREE, ACCRA M4+ 55 TOUR PROTOTYPE SHAFT

「こないだの秋に数時間だけテストして,それで実際に使うことに決めた。フェースが大きいので,スイートスポットも大きめに感じる。」


FW:PING G25, 15 DEGREE, ALDILA TOUR BLUE 85-X SHAFT, 43 INCHES

「パー5ではグリーンに止められるだけ高い球が打てると同時に,ティーショットでは飛距離を犠牲にしない程度にフラットな球が打てる」


ハイブリッド:PING ANSER, 20 AND 23 DEGREE, ALDILA TOUR BLUE 85-X SHAFTS, 1 DEGREE FLAT

「去年のマスターズで初めて,2本目のハイブリッドを使った。そのときだけだと思っていたけど,今もバッグに入っている。」


アイアン:BRIDGESTONE J15 CB IRONS, 5-IRON TO PITCHING WEDGE, STEELFIBER I95CW X-FLEX SHAFTS

「この新しいアイアンは,周辺に重量が配分されていて,ちょうどいいやさしさがありながら,フィーリングを犠牲にしていない」


ウェッジ:BRIDGESTONE J40 (52 DEGREE), CLEVELAND 588 RTX (57 DEGREE), TITLEIST VOKEY SM4 (63 DEGREE)

「新溝規制以降は,少し重くしている。この2年間はこのセッティングだよ」


パター:BETTINARDI KUCHAR 1 ARM LOCK, 44¾ INCHES, 7 DEGREE LOFT, 400 GRAMS (HEAD WEIGHT)

「新しいグリップにして,手首が固定されるようになった。このテクニックを2013年に始めたとき,パターをいじるのが楽しかったよ。」


ボール:Bridgestone Tour B330-S

「うちの小さいこどもたちが,楽しんでボールにマーキングしてたんだ。そのマークを今でも使っているよ。ボールの決めて? 風の中でのパフォーマンスかな」

「ビトウィーン・クラブ」のときはどうすればいいか? // シンプルなのは短く握る(choke up)こと // GolfWRX

前にここで書いたんですが,ターンベリーのアイルサコースでプレーしたとき,18番ホールの2打目でキャディに最初に7番アイアンを渡され,「いや,やっぱり8番だな」ということで8番アイアンで打ったショットはピン手前5ヤードで,あれが私の中では最も記憶に残る「ビトウィーン・クラブ」な状況だったわけです。

そういうときに,ではどうすればいいのか? スイングを変えるのか,短いクラブをハードヒットするのか,あるいは長いクラブを軽く振るのか? といった疑問に,「長いクラブを短く持って(choke up)打つのがいちばんシンプルでいいよ」とこたえているのが,このGolfWRXの記事です。


GolfWRX "Between clubs? Choking up is always the best strategy"

http://www.golfwrx.com/241613/between-clubs-choking-up-is-always-the-best-strategy/


まずいちばん上の点が,普通の長さで7番アイアンを打ったときのショット。
  • クラブヘッドスピードは 82.3mph
  • ボールスピードは 113.4mph
  • 打ち出し角は 17.2度
  • スピン量は 6836rpm
  • 高さは 103.6 フィート
  • ランディング角は 55.6度
  • キャリーは 152.3ヤード


次に,真ん中の点が,1インチ短く持って打ったときのショット。
  • クラブヘッドスピードは 79.0mph
  • ボールスピードは 107.9mph
  • 打ち出し角は 17.2度
  • スピン量は 6477rpm
  • 高さは 80.5フィート
  • ランディング角は 50.9度
  • キャリーは 139.7ヤード。
1インチ短く持つと,キャリーは12.6ヤード減少。高さは23.1フィートも低くなったのに,ランディング角は4.7度しか違っていない。ランは3.5ヤード。


最後に,いちばん下の点が,2インチ短く持って打ったときのショット。
  • クラブヘッドスピードは 77.4mph
  • ボールスピードは 102.3mph
  • 打ち出し角は 13.5度
  • スピン量は 5592rpm
  • 高さは 61.5フィート
  • ランディング角は 45.3度

2インチ短く持ったことで,キャリーは20ヤード以上減少。スピン量は 1344rpm の減少。これにより,ランは 6.8ヤード(20.4フィート)に。


ということで,choke up をマスターすれば,クラブ9本とかでも全然問題なくラウンドできそう……,かも。ちなみに,感覚的にいえば,1インチって指2本の幅ぐらいですかね。

26 Feb 2015

(松山英樹のように)スイングのトップで一瞬止まるべきか否か // GolfWRX

「トップでスイングが一瞬止まるプレーヤー」の代表格として松山英樹が挙げられていますが,それをアマチュアが真似するのは果たしていいのかどうなのか,について,プロインストラクターの Dennis Clark が語っています。



GolfWRX "Should you pause at the top of your backswing?"

http://www.golfwrx.com/272749/should-you-pause-at-the-top-of-your-backswing/

  • 聞くところによると,Golf Channel のアナリスト Brandel Chanbleeaa が,トップ・オブ・ザ・スイングで一瞬止まる偉大なプレーヤーについて語っていたらしい。
  • その中で,ボブ・マーフィーやジェイ・ハース,バイロン・ネルソンといった名前の他に,ジョーダン・スピースや松山英樹の名前も上がった。
  • インストラクターの観点からすれば,このアドバイスには問題があるように思う。トップで止まるプレーヤーはいるが,そうはしないプレーヤーもいっぱいいるからだ。
  • 見たところ,(バックスイングを完全に行なおうとして)トップで止まろうとするゴルファーは,すべからく上半身から切り返しを行なって,適切な流れを壊している。
  • 松山や他のプレーヤーは一瞬止まるが,切り返しでは下半身が最初に動いて,胴体と骨盤の動きを分け,それによって適切な流れの中でパワーを生み出している。
  • 偉大なプレーヤーは偉大な「スイングの流れ」を持っている。ダウンスイングを“グラウンドアップ”で行なうが,これはトップで止まる止まらないにかかわらない。
  • しかし多くのゴルファーにとっては,腕とクラブがまだ後ろに向かっているときに下半身から切り返す流れが望ましいと思う。なぜならそうすることで,キャスト(タメのない動き)や上半身の開きが防ぎやすいからだ。
  • トップからの動きが早過ぎる人には,一瞬トップで止まる練習ドリルは有効かもしれない。しかし,それを普通のスイングに取り入れるのは,グッドアイデアとは一般的には言えない。
  • しばしば,それは狙いとは逆の結果になる。トップの付近で止まろうとすると,逆に上体が早く動きたがる。
  • ゴルフスイングとは一連の動的な動きである。

ということで,リンク先ではタイガー・ウッズとセルジオ・ガルシアのスイングの映像が貼られています。タイガーはほんのすこしだけトップで止まり,ガルシアはまったく止まっていないそうな。




そういえば,ルーク・ドナルドもまだトップを迎える前に下半身は切り返ししはじめると言っていたように思いますが,この映像の中じゃなかったみたいです。
http://ykkgolf.blogspot.co.uk/2013/01/luke-donalds-swing-by-rlx-edited-version.html

25 Feb 2015

動画 // 最近のフェアウェイウッドのトレンド - その用途やセッティングのポイントなど // Golf Channel

ちょい前にこういうのを書きましたが,

動画 // 最近のハイブリッドのトレンド // その用途やセッティングのポイントなど // Golf Channel

http://ykkgolf.blogspot.com/2015/02/golf-channel-hot-list-latest-trend-hybrids.html

同じ Golf Channel の動画で,こんどは最新のフェアウェイウッドについて語っているものがありました。相変わらず,4分と短いながらも要点がまとめられていて面白い。

話は唐突に5番ウッドから始まり,「多くのアマチュアは5番ウッドを使っていて,そしてバッグには3番ウッドも入れているが,それら2本の代わりに4番ウッドを入れた方がいい,なぜなら,Gold Digest のリサーチによると,多くは3番ウッドより4番ウッドの方が飛距離が出ているから」ということです。

そして,ドライバーの”LOFT UP”の話にからめて,フェアウェイウッドでもロフトは(調整機能は)上げた方がいいだろう,と。そして,アイアンやドライバー,パターまでもフィッティングしているというのに,フェアウェイウッドのフィッティングをしないのは間違っている,と。なぜなら,フェアウェイウッドもアイアン同様,芝の上にある球を打つもので,クラブが合っていないと,ただしいインパクトができないから,ということです。

最近のフェアウェイウッドの傾向としては,まずにスピード。これにはフェースのテクノロジーと,エアロダイナミクスを含みます。そして調整機能。さらには,多くのメーカーがふたつのライン(タイトリストならFとFdのように)をリリースして,ターゲット層を広げようとしています。

Golf Channel "Hot List: The latest in fairway woods"


ハンク・ヘイニーが教える,“フットワークでより良いボールストライカーに” // Golf Digest



下の映像を見る方が早いですが,「ダウンスイングは足から,右足の内側への押し込みをつかって骨盤を動かす,そうすると背骨が軽くティルトして,軌道はインサイドアウトのダウンブローになりまっせ」ということを言っております。

Golf Digest "One Move to Better Impact - Push off with your back foot to start down"



セントアンドリュースオールドコース14番の "Hell Bunker" が改装中 // St Andrews Links Blog

冬のセントアンドリュースは,バンカーの改装の時期なんだそうです。今年7月に第144回全英オープンがセントアンドリュースで開催されますが,それに向けて,この "Hell Bunker" を含めた50のバンカーを改装中しています。

地獄のバンカー


オールドコースには巨大バンカーが4つあり,それらを1年にひとつずつ改装しているそうです。この "Hell Bunker" の改装は,去年の11月中旬に始まりました。

バンカーを安定させるためには,30cm x 50cm のサイズのターフを使います。まず4分の3ほどの高さまで作り,そこから数週間寝かせてから残りを仕上げます。全部で3000平方メートルのターフが必要になることでしょう。

バンカーのフェースは,65度の角度になるように作られます。

これまでは17番の Road Hall バンカー(あるいはトミーズ・バンカー)だけにテレビカメラ用のダクトが仕込まれていましたが,この冬の改装で,Hell Bunker にもそのダクトを導入します。全英オープンのテレビ中継で視聴者の目を楽しませることでしょう。

バンカーの改装は,ただ作りなおすだけではありません。これまではベースの土壌が粘土混じりだったので,ひとたび雨が降ると,特に冬のあいだは水がはけるまで時間がかかったのですが,今回の改装ではそのベースに砂を混ぜて,水はけをよくしています。

バンカーは3月末には使用可能になります。

St Andrews Links Blog "Rebuilding Hell Bunker"




65度の角度だとか……。

テレビカメラ用の筒?

二クラウスが教える,水がからむパー3の攻め方 // Golf Digest

こういう感じでウォーターハザードがからむパー3の攻め方はどう考えればいいの,という話で,上手いプレーヤーであればピンに向かってチャレンジしていけばいいし,そうじゃなかったら左手前から安全にというのも悪い手じゃないよ,と。そういったシンプルなホールの中にも「リスク・リワード」の考え方はしっかりあるわけですね。

試合の場合は,そのときの状況次第でしょうと。二クラウスも,「ときには安全に攻めていって30フィートのパットを打つ方を選択する」と言ってます。「オーガスタの12番でピンが右の場合,バンカーを越すショット,つまりグリーンのセンターを狙っていた」ということです。

あと下のイラストの中に書かれていて面白いのは,まずグリーン左のバンカーに入れてしまったら「ヒーローを目指すな」ということで,まあとにかく大たたきしないように安全に行きましょうと。あと図の右下にあるのは,ハンデ15の人がグリーンをとらえる確率を距離別に示しているもので,125ydでだいたい50%,150ydで44%,175ydになると3分の1ぐらい。

Golf Digest "Ditch Your Ego On The Tee A watery par 3 can tempt you to play too aggressively"

http://www.golfdigest.com/golf-instruction/2014-07/jack-nicklaus-par-3-water-strategy


動画 // 最近のハイブリッドのトレンド // その用途やセッティングのポイントなど // Golf Channel

「トレンド」と掲げるほどトレンドについて語っているわけではないですが,6分半の中に情報がつまっております。さすが Golf Channel。

話の内容としては,ロングアイアンは「フェアウェイから打つ」という単一の用途で用いられるけれど,ハイブリッドならばフェアウェイからはもちろんのこと,ティーショットでもグリーン回りのチップでも使える,というように,いろんな使い方ができる,というのが最初に語られます。

ハイブリッドの流れとしては,ロングアイアンの代用品だった時代があり,そのあとでFWのようにフェースが大きく・尺が長くという時代を経て,最近はまたヘッドが小型化してきている,と。

で,もう最近はハイブリッドを最低1本でもバッグに入れないわけにはいかないだろうと。3番アイアンはもう過去のもので,そうなると問題はハイブリッドを何本バッグに入れるかということ。「リディア・コはアイアンは6番からで,ハイブリッドは3本入れている。世界No.1のプレーヤーがそうなのだから,アマチュアのわれわれがハイブリッドを入れない手はない」というわけです。

注意したいのは,たとえば3番ハイブリッドと4番アイアンだと飛距離のギャップが大きい,そういうときは4番ハイブリッドを入れてそのギャップを埋めるべきであると。ハイブリッドは同じ「番手」のアイアンよりは1番手ぶん飛距離が出るよ,と。

タイトリストR15やタイトリスト915などならハイブリッドはでも調整機能がついているので,ドライビングレンジやコースで各番手の飛距離を確かめてみるのも大事。あと,小さなヘッドであっても,最近のハイブリッドは飛距離性能がしっかりしているよ,と。

Golf Channel "Hot List: The latest trend in hybrids"

http://www.golfchannel.com/news/equipment-insider/hot-list-latest-trend-hybrids/



関連記事:
WITB // リディア・コのクラブセッティング // 2015年2月22日現在

WITB // セルジオ・ガルシアのクラブセッティング // 2015年2月24日現在 // Honda Classic



2015年2月24日現在 // Honda Classic
  • ドライバー // TaylorMade R15 430 / ロフト 9.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Kuro Kage XT 80X
  • 3W // TaylorMade SLDR / ロフト 14度 / シャフト Mitsubishi Rayon Kuro Kage XT 80X
  • 5W // TaylorMade SLDR / ロフト 18.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Kuro Kage XT 80X
  • アイアン // TaylorMade RSi TP (3-PW) / シャフト Nippon N.S. Pro Modus3 Tour 130X
  • ウェッジ // TaylorMade Tour Preferred (52-09), TaylorMade R-Series EF Spin Grind (58度, ATV Grind) / シャフト Nippon N.S. Pro Modus3 Tour 130X
  • パター // TaylorMade Spider Si / グリップ SuperStroke Mid Slim 2.0
  • ボール // TaylorMade Tour Preferred X


ソース:
http://www.golfwrx.com/282347/sergio-garcia-witb-2015-2/

過去のWITB:
WITB // セルジオ・ガルシアのクラブセッティング // 2014年4月5日現在 // シェルヒューストンオープン

関連記事:
ガルシアとダスティン・ジョンソンがテーラーメイドのプロトタイプウェッジ「Rシリーズ」を使用中 // GolfWRX


本 // 関雅史『誰も語らなかった飛ばせるクラブとスイングの本音』マイナビ

人気につき増版されたQP氏の本ですが,Kindle版もあったので読んでみました。タイトルに「スイング」とある割には,スイングについて語られているのは「レベルブローで振れ」と「ドローボールの練習をしろ」というぐらいで,基本的には「ミスショットはもっとクラブのせいにして良い」というスタンスのもと,どういったクラブをどういった基準で選べばいいかを解説するとともに,その前提条件となる基礎知識についても説明がされています。さらに,そのクラブ選択の基準を明確化するために,フィッティングを受けることが(アマチュアほど)大事,そのフィッティングで計測するのは「ボール初速と打ち出し角とスピン量」で,それを測った上で理想の弾道を得るためにどの数値をどういうかたちで変化さえていくのかが大事,というのが,著者の主張です。

その基礎知識の部分については,特に目新しいこともなく,これまでの知識の整理に役立ちます,といったところ。クラブ選択については,「ヘッドよりシャフトが重要,なぜなら自分に合わないシャフトで振ってもタイミングがとれなく,道具の性能を最大限に発揮させられないから」というのが著者の主張で,そのシャフトについては「大まかに分けてシャフトは4種類しかない」と断言しています。(これはGDOの昔の記事に書かれていることですね)。

興味深かったのは,最終章にある「タイプ別クラブ選び」。「スライスに悩む人」「フックに悩む人」「ヘッドスピードの速いゴルファー」「アベレージゴルファー」「飛距離低下に悩むベテランゴルファー」「女性ゴルファー」という,6つのケースで,具体的にどういう思考過程を経てフィッティングが行なわれているかが紹介されています。

うがった見方・言い方をするならば,たぶんこの本に書かれている内容は,多くのクラブフィッターが理解・習得・実践しているもので,「これぞQP氏ならでは!」というものでもないと思うのですが,本人のキャラクターと各種メディアでの露出による知名度,そして「2008年に世界ドラコン日本大会にて382ヤードという記録を持って」いる著者の実績があるからこそ,こうやって書籍として流通しているのだろうなぁと……。

あと,この書籍の編集に関して,いくつか気になったこと。

  •  「させて頂き」という表現が多く目につく。「させていただく」が正しい敬語とは思えないが,せめて「頂き」ではなく「いただき」に。「する事」も「すること」にすべき。
  • 誤字。☓「ディープフェースと世に」→「ディープフェースと呼び」
  • 途中,QP氏のブログ記事風あるいは語り口調風に,半角カタカタのつっこみが入ったり,「おっと,話が脱線しましたね」などといった口調がさしこまれるが,書籍でこれをやられてもしらける。(本当に話が脱線しているのであれば編集の時点でなんとかすべきだし)
  • 書影に帯いる?
  • その帯にあるタケ小山氏の「ここまでしゃべっていいのかよ」というほどには,何かを暴露しているとは思えない。


誰も語らなかった飛ばせるクラブとスイングの本音
マイナビ (2015-02-11)
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  • この本を書くに至ったのは,良いショットを打ちたい,飛ばしたい,上手くなりたいと考えるゴルファーの方々のゴルフクラブに対する“常識”が,間違っていると肌で感じたからです。
  • 「ミスショットはもっとクラブのせいにして良い」のです。
  • 自分に合ったクラブを使っているのは大体上級者の方で,なかなか上達できず悩んでいらっしゃる方ほどクラブには無頓着な方が多かったのです。
  • 最近のクラブは効果の出やすいグルファーを絞り込んで作られています。でも,その対象ゴルファーをハッキリと発表しません。
  • スイング理論を詳しく勉強しろと言っているわけではありません。自分のスイングの傾向と自分の弾道の傾向を知っておくべきだと言っているのです。
  • クラブを探すうえで重要なのが,今使っているクラブから何を改善させたいのかをハッキリさせることです。
  • ヘッドスピード42m/sのゴルファーの場合,スピン量2400rpm,打ち出し角15度が理想値です。
  • そもそも真っ直ぐ飛ばすことが難しいゴルフではミスがつきものです。そのミスの幅を如何に抑えるかという練習が安定した結果を出すために必要です。それがあえて曲げる練習なのです。
  • 現代のスイング論は,クラブ自体が進化した結果,クラブをスイングで補うといった考え方は主流ではありません。どちらかといえば,どのように振ればクラブの性能を最大限に活かせるのかという考え方になっています。
  • 過去のスイングは,シャフト軸を中心としたヘッドのターンが主流の考え方でした。(…)しかし近代のスイングでは,左手を軸としたクラブ全体でヘッドをターンさせる考え方に変化してきています。
  • シャフトの役割とは何でしょう。それは三つあります。一つ目は,エネルギーを生むゴルファーのスイングのタイミングを取りやすくすること。(…)二つ目は,スイングのパワーを増幅させること。(…)三つ目は,しなりの場所を変えたり,捻じれる量を調節したりしてヘッドのボールに対しての向かって行く角度,いわゆる入射角に変化を持たせ,インパクト時のフェース面の向きや角度に一定の傾向を持たせることです。
  • よく「シャフトとヘッドのどちらを先に選んだ方が良いか?」という質問を受けますが,私自身シャフトとお答えしています。
  • アマチュアゴルファーこそシャフトにもこだわるべきなんです。
  • クラブにこだわっていないからスイングが固まらないのです。
  • ではどんなときに重心の位置が弾道に影響を及ぼすか? それは芯を外した時です。
  • 深重心はフェースから見て重心が遠い位置にあるので除夜の鐘を打つ撞木のような長い棒で打つイメージ。浅重心は短い棒で打つイメージです。
  • 重心は,インパクト時にボールによってヘッドが押し返されるのですが,ロフトがある分,ヘッドは真後ろではなくやや下方向に押されます。
  • ここ数年のドライバーで重心の高すぎるドライバーは私の知る限り存在しません。というのも現代のドライバーで重心を高くしてしまうとメリットは何もないからです。
  • 重心角は,大きいほどダウンスイングでフェースが閉じる方向に動こうとするので,ボールがつかまりやすく,小さいほど,自分でフェースを閉じる必要がある分,操作性が良くなるという効果があります。
  • 大まかに分けてシャフトは4種類しかないと私は考えています。その4種とはしなる場所で分けられます。
  • 自分の理想の弾道が出やすい挙動のシャフトを使っても,自分のタイミングで振れなければ理想の弾道など出るはずはありません。
  • 理想の弾道のために自分のスイングを変更する努力をするより,自分の気持ち良く振れるスイングで理想の弾道を目指していく方が絶対にやさしいし,無理がないのです。
  • 最新のクラブで飛距離を伸ばすには,頑張ってヘッドスピードを上げるより,第2章で説明した飛ばしに必要な三つの数字“ボール初速”“打ち出し角”“スピン量”を効率良くした方が良い結果につながるのです。
  • アメリカ等では力いっぱい振れと教えます。日本では力むなと教えます。まったく逆です。どうしてでしょうか? それは根本的な身体の構造に違いがあるからです。
  • はっきり言える目指すべき点はあります。それは,“クラブ軌道をレベルブローにする”です。
  • レベルブローが身に付く練習法をお教えしましょう。まずは適度なロフトのあるアイアン,7番アイアンか8番アイアンを使います。そしてボールをティアップした状態で打ちます。
  • (アウトサイドイン軌道は)さらに上を向いたロフトのついたフェース面とずれた下方向にヘッドが動いているので,エネルギー伝達の効率が悪くなります。だからスライスは飛距離をロスすると言われるのです。
  • 打ち出し角とスピン量はクラブで実現できます。しかしボールをつかまえるということと,芯で打つことは,どうしてもクラブだけでは補えず,スイングの技術が必要になります。
  • 誰でもディスタンス系のボールが飛ぶとは限らないのです。
  • もし,思ったように飛距離が出ていないのなら,(1)どの数値が問題で思った弾道になっていないのか? (2)そしてその数値が悪い原因はどこにあるのか? (3)それはどうすれば改善できるのか? といった流れで修正していくことになります。
  • 試打したデータの中で一番の判断基準は,ボール初速です。
  • 私の考えでは,つかまりを抑えたシャフトはつかまりの抑えたヘッドと,つかまりの良いシャフトはつかまりの良いヘッドを組み合わせた方が良いと考えています。
  • クラブが軽いとインパクト時の衝突力が重い比べて弱くなるので,飛距離の低下にもつながります。
  • アベレージゴルファーが一番重視して頂きたいのが打ち出し角です。(…)ここでいうアベレージゴルファーとは,ヘッドスピードが35m/sから40m/sに満たない方を指します。
  • 長尺を打ちこなせて効果が出るタイプは,トップから切り替えしで積極的にタメを作らないゴルファーです。
  • 私は,女性こそフィッティングを受けるべきだと思っています。正確には,フィッティングを受けて自分に合ったクラブを使えば,もっと楽しくゴルフができるようになると思うのです。

24 Feb 2015

タイトリスト915 D4ドライバーが登場するらしい // MyGolfSpy



MyGolfSpy "Coming Soon! – Titleist 915 D4 Driver"

http://www.mygolfspy.com/titleist-915-d4-driver/

  • USGAの適合ドライバーのリストに915のD4が申請した
  • ウェイトはD3やD2よりもフェースに
  • D3よりディープフェイス
  • 体積は450㏄,D3より10㏄大きい
  • 見た目はD3に似ているが,クラウンの曲線は大きいように見える
  • D3に比べてスピン量が約300rpm減少
  • D2とD3に比べて低い慣性モーメント。しかし,競合の低スピンモデルに比べると,同等か高い慣性モーメント。
  • まだ発表されていないが,タイトリストのMOTOプログラムを通じて入手可能。MOTOとは "Made Only To Order" の略で,つまり吊るしではないということ。
  • 5月に発売予定。
  • アダム・スコットがテストしていたD5モデルは,頓挫した
  • ロフトは8.5度,9.5度,10.5度
  • Active Recoil Channel や Radial Speed Face などのテクノロジーは,D2やD3と変わらず
(2015/02/25 追記)
実際に,the Honda Classic の会場で,タイトリストのプレーヤーである John Peterson が使っていたらしい。リンク先にあるそれ以外の情報は,上記でだいたいカバーされている。

http://www.golfwrx.com/283781/spotted-titleist-915d4-driver/

WITB // リディア・コのクラブセッティング // 2015年2月22日現在 // Women's Australian Open

オーストラリアン女子オープンを制したリディア・コのクラブセッティングです。

2015年2月22日現在 // Women's Australian Open
  • ドライバー // Callaway Big Bertha Alpha 815 Double Black Diamond / ロフト 9度
  • 3W // Callaway Big Bertha Alpha 815 / ロフト 14度
  • 4W // Callaway Big Bertha / ロフト 18度
  • ハイブリッド // Callaway X2 Hot Pro / ロフト 20度,23度,25度
  • アイアン // Callaway Apex Pro (6番-PW)
  • ウェッジ // Callaway Apex Pro(48度),Callaway Mack Daddy 2 Tour Grind(54度,60度)
  • パター // Odyssey Tank Cruiser 330
  • ボール // Callaway Speed Regime 3

ソース:
http://www.golfchannel.com/news/equipment-insider/whats-bag-hahn-lahiri-ko/

過去のWITB:
WITB // リディア・コのクラブセッティング // 2014年3月31日現在 // クラフト・ナビスコ選手権



23 Feb 2015

WITB // ジェームズ・ハーンのクラブセッティング // 2015年2月22日現在 // Northern Trust Open

ノーザントラストオープンは,ポール・ケイシー,ダスティン・ジョンソン,ジェームズ・ハーンの3人によるプレーオフになり,ナイキ対テーラーメイド対テーラーメイドという構図になりました。3日目まで沸かせたグーセンは,最終日は4オーバーと崩れてしまいました。

プレーオフ1ホール目,18番パー4は3人ともパー。2ホール目,10番パー4(!)は3人ともグリーンを狙うが外し,ラフからのアプローチとなったジェームズ・ハーンとダスティン・ジョンソンがバーディーを奪取。3ホール目,14番パー3は先にパットを打ったジェームズ・ハーンが沈めてバーディー。これでPGAツアー初優勝となりました。




2015年2月22日現在 // Northern Trust Open
  • ドライバー // TaylorMade SLDR 460 / ロフト 9.5度 / シャフト Fujikura Motore Speeder Tour Spec 6.2X
  • 3W // TaylorMade Burner TP / ロフト 14.5度 / シャフト Graphite Design Pershing 75X
  • ハイブリッド // Titleist 910H / ロフト 18度 / シャフト UST Mamiya VTS ProForce 100TX (Hybrid)
  • アイアン // TaylorMade Tour Preferred (3-PW) / シャフト True Temper Dynamic Gold X100
  • ウェッジ // Titleist Vokey Design SM5 (54), Titleist Vokey TVD K-Grind Prototype (58) / シャフト True Temper Dynamic Gold Tour Issue S400
  • パター // Odyssey White Hot Pro 2-Ball
  • ボール // Titleist Pro V1x
ソース
http://www.golfwrx.com/283015/james-hahn-witb-2015/

これが優勝を決めたパッティング。



WITB // ダスティン・ジョンソンのクラブセッティング // 2015年2月22日現在 // Northern Trust Open

ノーザントラストオープン,プレーオフ3ホール目で破れはしたものの,復帰後着実に結果を残しているダスティン・ジョンソンです。



2015年2月22日現在 // Northern Trust Open
  • ドライバー // TaylorMade AeroBurner / ロフト 9.5度 / シャフト Fujikura Black Speeder 757X / 長さ 45インチ / バランス D4
  • 3W // TaylorMade R15 / ロフト 15度 / シャフト Aldila RIP Alpha 80X / スペック Set to upright
  • アイアン // TaylorMade Tour Preferred MB (3-PW) / シャフト True Temper Dynamic Gold X100 Tour Issue
  • ウェッジ // TaylorMade Tour Preferred (50度), TaylorMade R-Series Prototype (56度,60度) / シャフト KBS Wedge (Black Nickel)
  • パター // Scotty Cameron Tour Newport 2 G.S.S. Prototype
  • ボール // TaylorMade Tour Preferred X

ソース:
http://www.golfwrx.com/278407/dustin-johnson-witb-2015/

関連記事:
ガルシアとダスティン・ジョンソンがテーラーメイドのプロトタイプウェッジ「Rシリーズ」を使用中 // GolfWRX



動画 // ライアン・ムーアがリヴィエラCCの10番パー4であわやホールインワン,Northern Trust Open





カップを舐めてますよね……。ムーアは残念がってドライバーを放り投げたとか。しかも,寄せワンとれずに結果がパーだったという。

22 Feb 2015

スイングにおけるローテーションとは,量ではなく質の問題だ // GolfWRX


GolfWRX "Rotation in the golf swing is about quality, not quantity"

http://www.golfwrx.com/281987/rotation-in-the-golf-swing-is-about-quality-not-quanity/

  • 「ローテーション」は,ゴルフスイングを語る上でのバズワードのようになっているが,それは多くの場合,「どれぐらい」や「どの程度」など,「量」の問題になっている。
  • しかし,ローテーションは「質」の問題として捉えられるべきだ。なぜなら,「多いほどよい」という量の考え方は,ほとんどのゴルファーに役には立たないからだ。
  • 多くのゴルファーは,ローテーションをしようとして,背骨がリバースアングルになるか,下半身が緩んでしまっている。
  • 質の高いローテーションの鍵をにぎる3つのエリアは,ヒップとショルダーと胸椎。




ニクラウスが教える,ロングパー4の戦略 // Trump National Doral の18番ホールを例に // Golf Digest

Golf Digest "It's a Beast - How to handle a par 4 that goes forever"

http://www.golfdigest.com/golf-instruction/2015-03/jack-nicklaus-how-to-handle-a-par-4
As a designer, I sometimes like to create what I call a "drive and a hit" par 4. In other words, the hole is so long that you're required to play your Sunday-best drive, and then you still have to hit a lengthy approach shot to reach the green. In the case of the 18th hole at Trump National Doral (illustrated here), site of the WGC-Cadillac Championship March 5-8, a really long hitter can knock it on in two with an iron. The amateur golfer, however, might be wise to play the hole as a three-shotter and purposely lay up for a pitch-and-a-putt par or no worse than bogey.

ゴルフコースデザイナーとして,私はときどき「ドライブ&ヒット パー4」と私が呼ぶホールを好んで作る。言い換えると,とても長いために,プレーヤーは「今日イチ」のドライバーショットの上に,グリーンを狙う長いアプローチショットが求められるようなホールだ。 Trump National Doral の18番ホール(下図)を例に取ると,これは3月5−8日に開催されるWGCキャデラック選手権の開催地だが,本当の長距離ヒッターなら,2打目をアイアンで狙える。しかし,アマチュアゴルファーならば,これは3ショッターのホール(3打でグリーンをとらえるホール)としてプレーし,意図的にレイアップして,ピッチ&パットでパーを狙うか悪くてもボギーとするのが懸命だろう。


他に,このイラストに書かれていることとしては,下(ティーインググラウンド)から順に,

  • ヒーロになるな。Doralの18番はいまや473ヤードもある。私はショートヒッターやアマチュアゴルファーにたいしては広めのランディングエリアを提供して,よりフェアなチャンスを提供したい。今,ロングヒッターは有利すぎる状況にある。アマチュアは,フェアウェイの広いところに打てるような,適切なティーを選ぶこと。
  • 左より右。このティーショットで最悪なのは,池に入れること。そうするとグリーンから200ヤードもある地点にドロップし,そこから3打目を打たなければならない。右であれば,はるかに右であっても,そこからレイアップして3打目でグリーンを狙える。
  • 安全&安定。いいティーショットを打ったとしても,ここ(グリーン右手前)を狙うのは何も悪くない。ウォーターハザードを避けるだけでなく,グリーン右のガードバンカーも避けられるから。
  • ふたつのビッグショットでここに。ふたつでグリーンを捉えるには,ティーショットか2打目でアグレッシブになる必要がある。向かい風であれば,その両方で。この地での典型的な南東の風は,ここではコース左から右に,プレーヤーにとっては向かい風になる。左手にずっとウォーターハザードが広がるこのホールで,それはタフだ。

イギリスゴルフ #32 // Trent Park Golf Course // ラウンド時間2時30分で記録更新!



もう5週連続で同じコースでのラウンドで,しかしひとりでのラウンドとなると飽きてくるので,今回はラウンド時間の更新を目標にプレーしてみた。結果的には2時間30分ということで記録更新となりましたが,もうこれ以上早められそうにもないし,早めようとも思わないです。

しかし,これでもスコアは普段とほとんど変わらないぐらいなのが面白いですね。

あいからず芝は水気を含んでグチャグチャ。早く春にならないかしら。


Sat 21 Feb 2015

21 Feb 2015

ガルシアとダスティン・ジョンソンがテーラーメイドのプロトタイプウェッジ「Rシリーズ」を使用中 // GolfWRX

ツアーグラインド
ATVグラインド

GolfWRX "Garcia, D. Johnson using TaylorMade prototype wedge"

http://www.golfwrx.com/282699/garcia-d-johnson-using-taylormade-prototype-wedge/
ダスティン・ジョンソンとセルジオ・ガルシアが,まだリリースされていないテーラーメイドのRシリーズウェッジをノーザントラストオープンで使用している。テーラーメイドの関係者がGolfWRXに認めた。

1月初旬,GolfWRXのフォーラムに,このいまだリリースされていないウェッジの写真がリークされた。グラインドは2タイプで,ツアーグラインドとATVグラインド。そして,「EF Spin Groove」と称されるグルーブのテクノロジーが施されている。

いくつかのソースによると,「EF Spin Groove」とは,テーラーメイドがこれまでに開発したグルーブの中でもっとも耐久性が高い。ジョンソンはふたつのRシリーズのウェッジ(56度と60度)を使用し,ガルシアは58度のモデルを使用している。

さらなる情報は,今後また入手予定。

ALDILAのROGUEシャフトがやっぱりPGAツアーで流行っているよという話 // GOLFWEEK

こことか
http://ykkgolf.blogspot.com/2015/02/aldila-releases-rogue.html

こことかで
http://ykkgolf.blogspot.com/2015/02/aldilaroguepga201479.html

ALDILAのROGUEネタを精力的にとりあげておりますが,引き続きPGAツアーでROGUEが流行っているのよ,という,GOLFWEEKの記事。


GOLFWEEK ”Aldila's Rogue shaft becomes widely popular on PGA Tour”

http://golfweek.com/news/2015/feb/17/equipment-pga-tour-aldila-rogue-golf-shaft-poway/


  • PGAツアーでは46大会連続で,ALDILA ROGUE シャフトが使用率No.1のドライバー用シャフトとなっている。
  • ROGUEをドライバーシャフトにしているプレーヤーの勝利数は14。(これは,ジョーダン・スピースによるオーストラリアオープンとHero World Challenge の連覇はカウントにいれていない)
  • ALDILAの vice president of engineering and product development である John Oldenburg いわく,「みんながこのシャフトのことを話題にしている。ROGUEにはまだモメンタムがある。われわれはROGUEファミリーを拡大していきたいが,8月か9月までは新製品は投入しないだろう」
  • 「このシャフトは幅広いタイプのプレーヤーにとって魅力のあるものだということが証明されている。regular flex は通常のR-flexのシャフトよりは少しだけ硬く感じられる」が,これにはいくつか理由がある。
  • その理由のひとつは,ROGUEがカウンターバランスでより重いヘッドに適しているからであり,ふたつめの理由は,Rを含めてすべてのフレックスが,長尺に対応可能だからである。
  • 適切なモデル・長さ・重量・フレックスを決めるにはフィッティングが必要不可欠だが,Oldenburg いわく,「ALDILAはNVがもっとも人気のシャフトであったが,今現在のROGUEのようなポジションには,NVはいなかった」

WITB // グラハム・デレットのクラブセッティング // 2015年2月18日現在 // Northern Trust Open



2015年2月18日現在 // Northern Trust Open
  • ドライバー // Titleist 915D3 / ロフト 7.5度 / シャフト UST Mamiya VTS ProForce 6X Red
  • 3W // Titleist 913F / ロフト 13.5度 / シャフト Aldila Tour Green 85TX
  • ハイブリッド // Cobra Baffler / ロフト 17度(測定値 18度) / シャフト Matrix Ozik hM2 (X-Flex)
  • アイアン // Titleist 714 CB (3-5), Titleist 714 MB (6-9) / シャフト True Temper Dynamic Gold X100
  • ウェッジ // Vokey SM5 (46-10 F Grind), Vokey SM4 (54-11 M Grind), Vokey TVD K Grind 2014 Prototype (60-10) / シャフト True Temper Dynamic Gold S400
  • パター // Odyssey White Hot Pro 2-Ball (365 grams) / スペック Black alignment line

ソース
http://www.golfwrx.com/282057/graham-delaet-witb-2015/

リンクスゴルフとは何か? // GOLF Monthly

イギリスのゴルフ雑誌「GOLF Magazine」が,その名もずばり「リンクスゴルフとは何か?」と題するエッセイを載せています。

筆者の Fergus Bisset は「スコットランド東岸のアバディーン在住のゴルフ中毒」らしく,そういう人にしてみたら,ゴルフとはリンクスゴルフ以外の何物でもないのだろうなぁとは思います。

GOLF Monthly "What is links golf?"

http://www.golf-monthly.co.uk/features/the-game/what-is-links-golf-66622

Royal Birkdale


筆者によると,「リンクスゴルフとはゴルフのもっとも純粋な形態であり,リンクスはときに厳しく予想不可能で,しかしときに驚くほどの寛容さを見せる場所」ということです。

「リンクス」という言葉自体は,ゴルフコースだけを示すのではなく,ブリテン島の海岸にある,海と耕作地に挟まれた,細長い一帯を指すものです。そこはウサギ狩りぐらいの用途にしか用いられなかったがゆえに,人々がスティックでボールのようなものを打って遊ぶ,ゴルフ発祥の場所となりえました。そうした土地はしばしばうねりがあり(undulating),砂地(sandy)であります。また,リンクスの土地は固く,自生のベントとフェスキューに覆われていました。

その草を刈ると,そこには容易にメンテナンスができる,ゴルフにとって理想的な場所が生まれました。リンクスの土地はローリングしており,それはつまり,人工的に手を加えることがなくとも,信じられないほど自然な曲線(contour)が存在するということなのです。

伝統的なリンクスコースは,自然の土地の上にシンプルに造られたものでした。ホールは,現代の内地のコースのようには造られてはいません。ティーイングエリアが選択され,それからグリーンに適したスポットが選ばれました。それらと,それらを結ぶ道(あるいはフェアウェイ)が,ゴースや他の密生する草を刈るかたちで作られ,(羊やのちに芝刈り機によって)草が短く保たれました。時とともに,バンカーが鍵となるポイントに掘られます。リンクスは,土地の上に強引に築かれるものではなく,その上に優しく横たわります。

リンクスでほぼ欠かさず存在するものは風であり,それがゴルファーにとっての主要なチャレンジのひとつになります。追い風のときには固いフェアウェイの上をボールがとことん転がっていき,向かい風や横風のときは,スコアカード上のショートホールが魔物に変身します。

ほとんどすべての本物のリンクスコースは,イギリスかアイルランドに存在しますが,リンクスの特徴を持つコースは,世界中,特に大陸ヨーロッパの北海沿いに存在します。

毎年7月,全英オープンはイギリス最上のリンクスコースで開催されます。Golf Monthly の top-100 ranking では,リンクスコースが支配的であり,最新の UK & アイルランドの top-100 course では,半数以上がリンクスコースです。


Royal Dornoch


リンクスゴルフでのプレーで鍵になるのは,「受け入れること」です。ラフを受け入れることを学ばなければなりません。ナイスショットのはずであったものが,気まぐれなフェアウェイや風によって望ましくない結果に終わることを受け入れなければなりません。同じように,敵のミスショットがラッキーなバウンドでとことん飛距離を稼ぐこともあります。しかしそれだって,次は逆の立場になりえるのです。

多くのゴルファーは,リンクスの魅力を理解するには1回のラウンドでは足りなく,何度か訪れて初めてその味わいに気付きます。リンクスのレジェンドであるトム・ワトソンも,最初にリンクスを訪れたときはそれが分からなかったと認めています。しかし彼は最終的に全英オープンを5度制し,リンクスゴルフへの情熱に目覚めます。そしてそれは,大西洋の向こう側のプレーヤーであるトム・ワトソンに,多くのイギリスのファンをもたらしました。


The Old Course, St. Andrews


リンクスでゴルファーが直面する困難は,多くの内陸のコースでのものとは非常に異なります。それはひとえに,風によるものです。ティーショットから,プレーヤーは低い球で風の下を通すショットが必要になります。弾道が高くなるほど風の影響を受けるので,高い球はリンクスでのゴルフには適していません。低スピンの低い球でフェアウェイを駆け抜けるショットが,リンクスでは理想的です。フェアウェイからは,地面を軽く削るアイアンショット。リンクスの名手のプレーを見ると分かるように,彼らはディボットをあまりとらず,ボールをクリーンに打ち,低スピンで前に運びます。グリーン周りでは,これまた低いショットが望ましいです。チップアンドランが,リンクスのショートゲームの基本。ボールを地面近くにキープし,自然の地面のうねりにまかせます。球を上げてバウンスさせると,どこに行くか予想がつきません。受け傾斜に跳ねるとボールの勢いは止まり,横の傾斜に跳ねるとあらぬ方向に向かいます。


全体的に,リンクスゴルフは我慢と戦略のゲームになります。攻撃と防御の局面を見極めること。ボールをコントロールしつづけ,空高く舞い上がらせないこと。スロープを知り,それが自分のショットに与える影響を考慮すること,そしてポットバンカーを徹底的に避け,容赦のないゴースを避けること。いずれにしろ,そのあるべき姿のゴルフを純粋に楽しむことが大事です。

20 Feb 2015

あなたのグリップサイズは適切ですか? // GOLF Monthly

Pingのグリップはこんな風に色分けされているらしい

GOLF Monthly "Are your golf grips the right size?"

http://www.golf-monthly.co.uk/features/the-game/are-your-golf-grips-the-right-size-66566

  • 自分の手に合ったサイズのグリップを使っていないと,本来スイングの最中に手がしなければいけない仕事が適切にできなくなる
  • グリップが小さすぎると,手がアクティブになりすぎ,ショットが不安定に,リリースが早くなってフックやプルが出やすくなる
  • グリップが大きすぎると,インパクトでリリースが適切にできなくなり,プッシュやスライスが出やすくなる
  • PingやLamkinなどのメーカーは,手のサイズに応じたグリップのバリエーションをリリースしている
  • 指標になるのは,手首からいちばん長い指の先までの長さと,そのいちばん長い指自体の長さ

WITB // スコット・ピアシーのクラブセッティング // 2015年2月18日現在 // The Northern Trust Open

リンク先にいっぱい写真が載っていますが,この人,クラブに鉛をいっぱい貼ってます。



2015年2月18日現在 // The Northern Trust Open
  • ドライバー // Titleist 913D2 / ロフト 8.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Diamana Blue Board 63X
  • 4W // Titleist 915F / ロフト 16.5度 / シャフト Mitsubishi Rayon Diamana Blue Board 83X
  • 7W // Titleist 915F / ロフト 21度 / シャフト Mitsubishi Rayon Diamana Blue Board 93X
  • ハイブリッド // Adams DHy / ロフト 24度 / シャフト True Temper Dynamic Gold X100
  • アイアン // Titleist 712U (4, 5), Titleist 690 MB (6-PW) / シャフト True Temper Dynamic Gold X100
  • ウェッジ // Vokey SM4 (55 degrees), Vokey 2013 Prototype (60 degrees) / シャフト True Temper Dynamic Gold S400
  • パター // Scotty Cameron Newport 2 Prototype
  • ボール // Titleist Pro V1x
ソース
http://www.golfwrx.com/282125/scott-piercy-witb-2015/

(2015/2/20 追記)
そのピアシーが,有名なリヴィエラCCの10番パー4で大変なことになったというニュースが。
http://www.golfdigest.com/blogs/the-loop/2015/02/scott-piercy-had-a-chipping-di.html




動画 // アイアンのスイングとドライバーのスイングとの違い // Rick Shiels PGA



あまり大した話もないですが,

  • アイアンの場合はスイングの最下点がボールを打ったあとに来る
  • アイアンとドライバーとではボールの位置が違う
  • ドライバーショットの場合はアドレスで上半身を軽く後ろ足の方にティルトさせる
  • ドライバーの場合はレベルスイングか軽いアッパースイングでボールをとらえる
  • ドライバーの場合は極端に体重移動しない

オーガスタナショナルでプレーする方法 // GOLF Monthly

イギリスの場合は名門であってもビジターがプレー出来るケースが多いですが(セントアンドリュースなんてパブリックコースですし),アメリカの場合はプライベートコースが多く,プレーしたくてもそう簡単にはできないと思います。その代表は,マスターズが開催されるオーガスタナショナルではないでしょうか。

そのオーガスタナショナルでプレーする8つの方法を,GOLF Magazin が指南しています。


GOLF Monthly "How can I get to play Augusta National?"

http://www.golf-monthly.co.uk/features/the-game/how-can-i-get-to-play-augusta-national-66516

  1. マスターズの出場資格を得る。プロになる必要はない。たとえば,イギリスのアマチュアチャンピオンなら,自動的にその資格を得られる。
  2. クラブのメンバーになる。しかし,クラブはメンバーシップの申請を受け付けておらず,招待のみ。
  3. オーガスタナショナルのかわりに,オーガスタカントリークラブでプレーする。少なくとも,「オーガスタでプレーしたことあるよ」とは言えるだろう。しかし,オーガスタナショナルの12番のグリーンの前を流れるレイズクリークは,オーガスタカントリークラブの8番グリーンの手前にも流れているので,それについて語ることはできる。
  4. オーガスタカントリークラブに参加する。オーガスタナショナルのメンバーがフォーボールでプレーするときに人数が足りないと,オーガスタカントリークラブに電話して,加わってくれるメンバーがいないか訊くことが知られている。
  5. オーガスタで開催されるマスターズのオンサイトのメディアレポーターになる。抽選にはなるが,マスターズ開催後の日にメディア向けのティースポットがいくつか用意される。
  6. オーガスタでキャディとして働く。キャディはは年1回ラウンドできる。
  7. マスターズでボランティアとして働く。しかし,これはオーガスタでメンバーになるのと同じぐらい難しい。ボランティアに空きが出るのはめったになく,その空きを求めて長い列ができている。
  8. オーガスタナショナルの300人のメンバーのひとりのゲームに招待される。


19 Feb 2015

True Temper XP 115 の分析 // Hireko Golf Blog

AMTが出てくれればそれに越したことはなさそうですが,いちおう True Temper XP 115 もフォロー……。

以下のブログに載っていた比較表などが有益でした。

Hireko Golf Blog "Introducing the True Temper XP 115 Taper Tip Iron Shaft"
http://blog.hirekogolf.com/2015/02/introducing-true-temper-xp-115-taper-tip-iron-shaft/


以下の表は,横軸がミドルアイアン用シャフトのカット後の重量,縦軸がボールの高さ。XPシリーズと,他のTrue Temperの製品と比較している。



XPラインの各モデルは同じステップパターンだが,各重量で高さが異なってくる。いちばん軽いX95がもっとも高く,スムーズなスイングの人向き。XP105はそれより重くまたそれより少し硬く,X95よりは弾道は低いが,それでも True Temper / Project X に比べると十分に高い弾道。


XP 115はさらに中弾道で, X105との大きな違いはミドルセクションの硬度が高いこと。なので,もっとフィーリングが欲しいけれど正確性を犠牲にしたくない人は,X115を検討してもいいかも。でもまたこれゆえに,X115が「bridges the gap」,製品マトリックスの隙間を埋めるポジショニングになる。

True Temper の過去のシャフトに詳しい人なら,True Temper XP 115 と Dynalite Gold XP は重量と弾道という点で非常に似ていると思われるだろう。下のグラフは,その2モデルの比較。XP115の方がわずかに(周波数的に)軟らかく,かすかにさらならるフィーリングが得られる。



おまけ。"XP Series - Intro"。

ライダーカップ2016,ヨーロッパチームのキャプテンはダレン・クラークに決定

ということで,あちこちのメディアで一斉に取り上げられていますが,

European Tour "Daren Clarke Named 2016 European Ryder Cup Captain"

http://www.europeantour.com/rydercup/news/newsid=249397.html

Golf Channle "Clarke named 2016 European Ryder Cup captain"

http://www.golfchannel.com/news/golf-central-blog/clarke-named-2016-european-ryder-cup-captain/

GOLF Monthly "Darren Clarke: European Ryder Cup captain"

http://www.golf-monthly.co.uk/news/tour-news/darren-clarke-named-2016-european-ryder-cup-captain-66405

GOLFWEEK "Darren Clarke to lead Europeans at '16 Ryder Cup"

http://golfweek.com/news/2015/feb/18/ryder-cup-european-captain-darren-clarke-selected/

目を引いたのは,GOLF Monthly よる,「ダレン・クラークがヨーロッパチームにとって適切な7つの理由」と訳せる記事でした。


GOLF Monthly "7 Reasons Darren Clarke is right for Europe"

http://www.golf-monthly.co.uk/features/blogs/office/7-reasons-darren-clarke-is-right-for-europe-66479

その理由として,
  1. プレーヤーを知っていること。2014年のトム・ワトソンのようにマネジメントとプレーヤーとの距離が遠いということはなく,各プレーヤーの長所も短所も理解していること。
  2. ライダーカップの経験。プレーヤーとしては5回の出場のほかに,副キャプテンとしては,2010年のケルティックマナー,2012年のメダイナを経験していること。
  3. リスペクト。クラークを知る人なら誰しも,その実績のみならず人柄に尊敬の念を抱いていること。
  4. 巷での人気。2006年は妻を亡くしたもののその数週間後にライダーカップで公の場に復帰。2011年は Roya St. George's で開催された全英オープンでメジャータイトルを獲得し,その人気を確かなものにした。
  5. グローバルな経験値。長年にわたって,大西洋の東と西で活躍をしてきた。
  6. キープレーヤーとの関係。同郷のロリー・マキロイやグレアム・マクドウェルとの親しさはさることながら,リー・ウェストウッドとも近い関係にあり,また同じタイトリスト契約のジャスティン・ローズやマーティン・カイマーともつながりがある。
  7. 人生での経験値。
というのを挙げております。