23 Apr 2015

ターンベリーのアイルサコースが将来の全英開催に向けて大規模な改修を予定 // Golfweek // GOLF.com // Golf Monthly // Golf Channel



正確には「トランプ・ターンベリー」ですが,それが今年の全英リコー女子オープンを終えたあとに改修に入るという旨を,各メディアが一斉に伝えております。

Golfweek "Trump Turnberry to undergo renovations for future British Opens"
http://golfweek.com/news/2015/apr/21/donald-trump-turnberry-british-open-renovations/

GOLF.com "Donald Trump's Turnberry to Close for Major Renovations"
http://www.golf.com/courses-and-travel/donald-trumps-turnberry-close-major-renovations

Golf Monthly "Trump to build five new holes at Turnberry"
http://www.golf-monthly.co.uk/news/tour-news/trump-to-build-five-new-holes-at-turnberry-70001

Golf Channel "Trump Turnberry to undergo major changes"
http://www.golfchannel.com/news/golf-central-blog/trump-turnberry-undergo-major-changes/

とりあえず Golfweekの記事によれば,オーナーであるトランプ氏は,イギリス人設計家の Martin Ebert にアイルサコースのリノベーションを依頼。この Ebert はすでに全英開催コース10のうち6つの改修を手がけているそうで,それは Royal Portrush,Royal St George's,Royal Lytham,Royal Troon,Carnoustie,そして今回の Turnberry ということになります。

改修後もパーは70で変わらないものの,長さは7,350ヤードとなり,チャンピオンシップティーは7,450ヤードにまで伸ばせるとのこと。しかし,現在はふたつのパー5と4つのパー3があるコースは,3つのパー5と5つのパー3に変わる。最大の変化は,アイルサコースの象徴でもある灯台の足元,9番ホール。現在はパー4のところがパー3に生まれ変わる。ここは海上の浮かぶチャンピオンシップティーから452ヤードのパー4だが,改修後は海越えの235ヤードパー3となり,グリーンの背景に灯台が入り込むかたちになる。

その他,現在457ヤードの10番パー4が,562ヤードのパー5になる。Castle Port Bay に沿うかたちになり,チャンピオンシップティーもグリーンもより海に近くなる。

11番パー3も現在より海が強調され,40ヤード伸びて215ヤードに。17番は558ヤードのパー5から505ヤードのパー4に。「真昼の決闘」でおなじみ18番,461ヤードのドッグレッグパー4は,483ヤードのストレートなパー4に変わる。

これは,総額2億ポンドと推測されるリノベーションの一貫で,ホテルとクラブハウスの改装も含まれる。灯台はハーフウェイハウス(フロント9が終わったあとの休憩場所)に変わる。

アイルサコースは7月に全米リコー女子オープンを開催。夏の終わりに営業を終え,冬に改装を行ない,翌年夏までには完了の予定。

Golf Monthly では,(さすがイギリスメディアというべきか)改修の内容がもう少し詳しく載っていて,

  • 4番パー3は距離が伸びてグリーンが新しく
  • 5番パー4はティーとグリーンを動かしてパー5になるが,全英開催時にはパー4に
  • 6番パー3はグリーンを新しくし,距離を短く
  • 9番パー4はパー3に
  • 10番はパー5に。ティーショットは海越えになるが,最長で280ヤードのキャリーが必要になることも。新しいグリーンは現在の11番のティー付近になり,コース全体が海に近くなる。
  • 11番パー3はグリーンが新しく
  • 14番パー5は距離が伸び,新しい砲台グリーンは古い9番のフェアウェイ付近に,これで海が180度見える
  • 17番パー4,グリーンを近くし,グリーン後ろに観客席を置くスペースを作る
  • 18番パー4は距離を伸ばし,チャンピオンシップティーを高い位置にする。これでティーからはホテルがしっかり目に入り,逆にグリーン付近の観客席からはティーに立つプレーヤーの姿が,海とともに見えるかたちに

ということです。

僭越ながら……私は昨年秋にターンベリーでプレーしまして,今にして思えば,改装前のコースでラウンドできてラッキーだなと思うわけです(改装プランが良くないというわけではなく,改装前後で比べることができるという意味で)。

で,この改装プランを見るに,「将来の全英開催」を見越しているのはもちろんのこと,「海の見える光景」にもこだわっているのかな,という印象を受けました。リンクスでプレーする以上,やっぱり海の見える見えないっていうのは,ラウンドする楽しみに大きく関わってきますからね。(とはいえ,1番パー4で海が見えないのは変わりないので,スタートホールの凡庸さという意味では残念なままなのかも)

9番パー4は,灯台がアイコニックなだけに,ここを変える(しかもパー4をパー3に)というのはかなり勇気のいる判断だった思います。海越えのパー3はもちろんヒロイックで絵になるものになるとは思いますが,しかし「風こそが最大のハザードで,だからこそリンクスにウォーターハザードは要らない」という考え方には相反するように思えるので,これは今後ずっと賛否を巻き起こすのではないかと思います。

最後に,これが現在のアイルサコースです。
http://www.turnberry.co.uk/golf-course-scotland-the-ailsa-hole-1

(2015/4/23 追記)
ここで改修後のフライオーバーの映像が紹介されていました。

Scotland Golf Travel Podcast "Ailsa Turnberry Reborn or Wrecked?"
http://scottishgolfpodcast.com/ailsa-turnberry-reborn-or-wrecked/

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