4 Mar 2015

Strokes Gained Putting で重要な要素は何か? あるいはその代わりにアマチュアが簡単に計算できるパッティングの指標とは // GolfWRX

まずその前に,「Strokes Gained」という概念について,PGAツアーのサイトにあった文章を引用します。
"Strokes gained" とは,ゴルフショットの質を測る指標です。strokes gained の数値がプラスであることは,PGAツアープロのショットの平均より良いことを意味します。

例えば,PGAツアープロの平均スコアが4.2であるような,難しいパー4ホールを想定します。PGAツアープレーヤーの平均的なティーショットは,ホールアウトまでの平均ストロークを4.2から3.2へと,1だけ減らします。もし,あるプレーヤーがティーショットをフェアウェイ遠くに飛ばし,その地点からのPGAツアープレーヤーのホールアウトまでの平均ストロークが2.9である場合,そのショットはPGAツアー平均と比較して0.3ストロークだけゲインしたとなります。もし,あるプレーヤーのティーショットが短くてラフに入り,その地点からのホールアウトまでのPGAツアーの平均ストローク数が3.4である場合,そのショットはPGAツアー平均に比べて0.2ストロークだけロストしたとなります。

すべてのショットの Strokes gained は統合され,カテゴリー別に分離されます。これをもって,プレーヤーたちのラウンド/トーナメント/シーズンにおけるパフォーマンスを測る指標とします。例えば,パー4およびパー5ホールでのすべてのティーショットからのゲインは,「strokes gained driving」として数値化されます。ホールから100ヤード以上あるショットで,パー4およびパー5でのティーショット以外のショットからのすべてのゲインは,「strokes gained from approach shots」となります。
というのが前置きでして,上にあるように「Strokes gained」はDriving,Approach Shots,Short Game,Putting と分類されます。

欠点がまるでないわけにしろ(nothing is perfect!),この strokes gained の考え方はいまのPGAツアーで支配的になりつつありますが,それをアマチュアが計算するのは至難の業。そのときに,以下に引用するGolfWRXの記事が提案しているのは,「Strokes Gained Putting」と強い相関を持つ,しかしアマチュアでも簡単に計算できる指標で,それは「2パットの平均距離(フィート)+1パットで決めたバーディーパットの平均距離(フィート)+GIR(%)」だそうです。ツアープロの平均はこれが98だとか。

著者は Rich Hunt,「ゴルフ統計学者」だそうです。



GolfWRX "What factors are most important in Strokes Gained Putting?"
http://www.golfwrx.com/263129/what-factors-are-most-important-in-strokes-gained-putting/
  • パッティングの分析をするとき,PGAツアープロであれば Shot Tracker の生データが得られるからいいけれど,アマチュアの場合は計算が面倒。
  • そこで,パットの距離というのを用いる。2パットの平均距離は,ツアーにおける Strokes Gained Putting と強い相関関係にある。
  • 例えば,ブラント・スネデカーが30フィートから2パットしたとすると,「30フィートから2パット」と記録される。そして,次のホールで例えば50フィートから2パットしたとすると,「平均で40フィートから2パット」となる。
  • (筆者は)Strokes Gained Putting と強い相関関係にあるのは「1パットの平均距離」や「3パットの平均距離」だと思っていたので,この結果は意外に思えた。下図は,相関係数のまとめ。
  • 1ラウンド平均でプラス1以上のストロークをゲインしたパッティングを「great」と呼ぶことにすると,シーズンを通じて great なパッティングをするのは難しいことだと分かる。パッティングの名手でも,30-40%ほど。


  • これらのグラフを見ると,greatなパッティングはだいたい同じときに起きているのが見て取れる。
  • Aaron Baddeley は,The McGladreys から Riviera まで,6大会中4大会でgreatなパッティング。
  • Freddie Jacobson は,Pebble Beach から Zurich Classic までの8大会中6大会でgreatなパッティング。
  • Greg Chalmers はシーズン初めからgreatなパッティング,The McGladreys から TPC Scottsdale まで4大会連続。
ということで,パットの名手といえどもシーズンを通していいパッティングをすることは難しいという話に続いて,
  • Strokes Gained Putting の考え方を繰り返すならば,例えばフィールドが10フィートからのパットの40パーセントを成功させたとすると,10フィートからは平均して1.6打でホールアウトすることになる(注 3パットがないと仮定すると,0.4×1+0.6×2=1.6)
  • なので,あるプレーヤーが10フィートから1パットでホールアウトすれば,0.6の strokes gained になる。10フィートから2ぱっとなら,0.4ストロークのロストになる。
  • バーディーパットが Strokes Gained Putting により貢献する理由は,全体的にみてそれを決めるのが難しいからだ。
  • 事実,PGAツアープレーヤーではただふたりだけが,5-15フィートからのパーパットよりバーディーパットを決める確率が高い:Kevin Streelman と Luke Donald。
  • フォールドの1パット確率が下がれば,あるプレーヤーにとってはよりストロークをゲインする可能性が高まる。つまり,もし10フィートからの1パットの確率が20パーセントに下がると,平均パット数は1.8になり,ここからの1パットは0.8打の strokes gainになる。 
  • 要するにここで言いたいのは,パットの名手がすべてのコースでgreatなパッティングができないにしても,2パットで決めることが大事。
  • そして,2パットの平均距離と,成功したバーディーパットの距離をあわせると,3パットを避ける能力+1パットで決める能力が測れる。
  • ツアープレーヤーの平均2パット距離はだいたい22.5フィート,成功したバーディーパットの平均距離は10.5フィート,足して33フィートとなる。
  • さらにこれに,計算がとてもしやすい指標を加える。それは,Greens in Regulation(GIR,パーオン)。これを上記に加えると,Adjusted Scoring Average に非常に強い相関を持つ指標が生まれる。
  • こうして,私は「98 Score」を生み出した。ツアープロの場合,
    • 2パットの平均距離は22.5フィート
    • 成功したバーディーパットの平均距離は10.5フィート
    • GIRの平均は65%
  • これらを足し合わせて98になる。
  • もしアマチュアが98よりいいスコアなら,それはとてもいい成績だ。

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