13 Mar 2015

本 // 山本正彦『理学療法士が教えるゴルフスパイラルメソッド』大泉書店

以前,この本をスクールに持って行ってコーチに見せたら,「うまいこと書けてるなぁ。よくこのページ数にこの内容をまとめたなぁ」と言って,だいぶ興奮してました。

僕はフットワークでスイングするのが下手なのですが,いちばん参考になったのがこの本でした。特に,下の写真にあるような右足の使い方ができずに悩んでいたので,このイラストがあるだけで,僕にとっては「買い」となった本でした。


いろんな人がいろんなスイング本を著していますが,「理学療法士」が書いたというのは説得力が違うと思います。著者のブログ「理学療法士のゴルフレッスン」も参考にしていますが,最近は有料コンテンツへの誘導が多くて,ちょっと残念に思います。

理学療法士が教えるゴルフスパイラルメソッド
山本 正彦
大泉書店
売り上げランキング: 71,002
  • ゴルフスイングに限らず動作を効率よく調整するポイントは,次の2点であると考えています。
    • 体を動きやすい状態にする(自然体では不十分)
    • 理想的な体の使い方をする(明確な動きのレシピを知る)
  • 本書「スパイラルメソッド」では,この2つのポイントの実践までを具体的に説明していきます。
  • スパイラルメソッドは,重力や遠心力などの物理現象,関節の動く方向,筋肉の動き,そして関節間で起こる全身的な動きの連鎖反応(運動反応)といった,すべての人に共通する材料で構成しています。
  • 瞬間の形を切りとってまねてみても,一連のつながりのある動作にはなりません。
  • 有名選手の目立った特徴やコツだけにフォーカスしてまねしても,万人には通用しないということです。
  • スパイラルメソッドでは,特にこの螺旋的な回旋運動要素を「コイリング」と呼びます。
  • コアラインを通すとは,軸足側(重心を受ける足)の股関節・仙腸関節・下位腰椎の機能的な荷重連鎖によって,しっかりと上体を支えることをいいます。
  • ゴルフスイングでは,右利きの場合,バックスイングの際には右足が軸足,左足がけり足,フォロースイングの際は左足が軸足,右足がけり足となります。
  • 一般的に,右軸足の場合は,スライス系のスイングに向き,左軸足の場合はフック系のスイングに向く傾向にあります。
  • ダウンスイングからフォローにかけて,軸足である左足の母指球でしっかりと重心を受け,左のコアラインで上体を受け止めています。インパクト以降,左の骨盤を突き上げるように左膝が伸びていきます。また,けり足である右上で,しっかりと地面をグリップする(かかとが外へ逃げない)とともに,軸足である左足の方へ,右の骨盤を下から上へ押しこむようにして骨盤の回転のスピードを上げていきます。「腰を切る」という動きの理想形です。
  • 理想的な「腰を切る」という状態であれば,骨盤を直接動かそう(巻き戻そう)とする必要はありません。骨盤は下半身のコイリング作用によって自然に高速で回転させられるため,結果的に軸が安定します。
  • よくスイングのときに「股関節を軸(支点)に」といわれることがありますが,これは感覚論です。
  • スイング中,重心は運動軸に対して垂直に半円を描くように動くことになります。
  • スイングにおいて,力を発揮するタイミングは二回です。一回目はテイクバックのとき,つまり筋力(コイリング)を使って体をねじり上げ,位置エネルギーを最大に持っていく瞬間です。二回目がインパクトのとき,つまり運動エネルギーが最大になる瞬間です。テイクバックでエネルギーを溜めて,インパクトのタイミングで溜まったエネルギーを一気に放つイメージです。
  • よく意識してガニ股のアドレスをとる人がいますが,これはあまりおすすめできません。
  • アイアンの場合,胸鎖関節とグリップ,ボールが一直線になります。一方,ドライバーの場合には,胸鎖関節とグリップ,クラブヘッドが一直線になります。
  • インパクトで伸び上がる根本的な原因は,バックスイングでつぶれることにあります。

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