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本 // 坂田信弘・かざま鋭二『風の大地』 // (17)蛮勇の時

  • 「アゲンストの時,インパクトのタイミングがコンマ一秒でも狂えば… 球は,クラブ・フェイスの上を横滑りする。アイアンショットは特にそうなる… トーナメント経験の浅さが球を横滑りさせる。」(クランプトン)
  • 「敬虔なボール? 意味が分からない。私に,抽象的な発言を飲み込める程の余裕はない。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「彼のアゲンスト時のトップ系ボールの打ち方が分かった………」(沖田)
  • 「リーディングエッジで打っていた。インテンショナルトップの打ち方だった…… 右爪先を開いて,右膝の動きを抑え…… ミゾ二本分,球の当たる位置を低くズラしている。」(沖田)
  • 「回転の悪いボールを打てば,ボールは飛距離を削りながら曲がっていく。」(クランプトン)
  • 「リリィ,虹も七つの色。スコットランドの風も七つの色を持っているんだよ。毎日一生懸命,風の吹いてくる方向を眺めるんだ。そうすると風の色がはっきりと見えてくる様になる。」(リリィの祖父)
  • 「今日の風は難しい。重い風はボールを吹き落とすし,軽い風は宙でボールを弄ぶ。鉛をベタ張りにした様な球を打て,オキタ。」(クランプトン)
  • 「早く打て! 世界一忍耐強い私にも,忍耐の限界というものがあるッ!!」(グレッグ・ノーマン)
  • 「湿度が50%以下の時,このホールの風だけ軽くなるんだ。盆地だからね。右を狙えば風に運ばれて,ボールは右のブッシュ土手に突き刺さるよ。」(ニック)
  • 「いつ迄も見上げてるんじゃないよ。アタイのエチケット違反がバレるじゃないか! 馬鹿にしてんのかい!? これでもアタイは必死なんだよ!」(リリィ)
  • 「背中の強さがいるぞ。日本人の筋力で打てるのか!? 左腕が先だ。次に右膝。それ以外に右足を滑らして体重を移す手段はない。一つでもタイミングがズレればフックする。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「インパクトの音が変わった。奴はリーディングエッジで打ってる。馬鹿な男だ。リーディングエッジで打てば,右手にどれだけの負担がかかるかを忘れとる。来るぞ。忘れてた右手の甲の痛みが! 技におぼれてどうする!? 若者はヘッドの中心で戦うべきなのに……」(クランプトン)
  • 「書くな! 沖田が河内への怒りを我慢してるんだ。その我慢の続く間は書かないでくれ。頼む!!」(木曽)
  • 「ゲームの勢いは尽きた様だ。ここから彼の心の中にはアゲンストの風が吹くだろう。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「コースの風がアゲンストでも,心の風がフォローならゴルフは易しい。注意すべきは心の中の風向きだ。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「目標へ一直線。遠く及ばぬメジャー選手の球質……」(沖田)
  • 「ここ一番での日本人プロとの幅の違いを感じる。飛距離,人間性,すべてにおいて……」(木曽)
  • 「8本の缶コーラは重いだろうにな……」(木曽)
  • 「ここからは勝利への道だ! アンタの行く道だよ! 風だ,皆,緑の風だよ,アンタ! 風が笑ってるよ!」(リリィ)
  • 「ここは全英オープンだ。全英の歴史が楽な勝ち方はさせてくれない。思い通りの展開になっても,必ず誰かが割り込んでくる…… メジャーの伝統は怖いものだな。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「私は貴男を尊敬します。オキタのボールを見つけ出した行為に貴男の誇りを感じます。普通の者には出来ない。貴男の行為だった。」(ノーマンのキャディ)
  • 「ボールは真っ直ぐ転がるが,勝負は風向き次第。どっちへ転がるか,転がってみなけりゃ分からねえものだ。」(クランプトン)
  • 「日本人も少しはゴルフが分かってきた様だな…… 腕力で打つなら姿勢は低く。回転で打つなら姿勢は高く,がスウィングの基本。日本人は回転向きの体型をしている。50年かけて近頃やっと分かってきた様だな……」(クランプトン)
  • 「このホール,私の相手はオキタの人間性だ。オキタは7アイアンで打った。ならば私も打とう。勇気に対しては勇気で挨拶したい。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「見える。眼でも見えるぞ… これだったのか親父!? そうなのか,親父!? 答えてくれよ!」(リリィの兄)
  • 「信じた方がいい。俺はマクガン家の人間だ。」(リリィの兄)
  • 「相手はオキタだけではない。先を行く者のプレーの跡も敵になる時がある。注意するに越した事はない。いつも最終組で回っていればそれが分かる……」(グレッグ・ノーマン)
  • 「運は重ね着していく。重ね着した運は強い。オキタの運は夏の運だったのか!? 攻めは夏の勢い。守りは冬の忍耐。世界の頂点に立つにはどちらもいるぞ,オキタ。」(クランプトン)
  • 「ツイてたさ。グリーンが狙えるところにあるんだから。そうだろ,リリィ。」(沖田)
  • 「ドライバーショットに闘士をブツける事は,ここに出場しているプロであれば出来る事だ。だが…… ウェッジショットでスウィングの闘士をボールにブツけられるプロは数少ない。それが,メジャーの勝利者。」(ハーバー)
  • 「ディンプルではなく,コアで球筋コントロールされたボール…… 曲がりはしない。」(クランプトン)
  • 「任してください,戦いはこれからですよ。」(沖田)
  • 「知恵を持つ男だ。最終日のピンに対してフルショットが最も適する事を知っている。フルショットのボールは素直な回転を出す。その回転はボールを素直に止める。しかし,それだけではメジャーに勝てぬ。」(グレッグ・ノーマン)
  • 「奴のサンドウェッジはロフト62度だ。62度で120ヤード出せるとでも思ってんのかッ!!」(河内)

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