14 Aug 2014

「改善」がつねにいい結果を生むわけではない // GolfWRX

Is trying to get better always a good thing?
http://www.golfwrx.com/237847/its-not-always-good-to-try-and-get-better/

タイガー・ウッズはかつて“I don't want to be the golfer I was in 2001, I want to be better”(僕は2001年のときの自分のようなゴルファーになりたくない。もっと上手くなりたいんだ)と語ったようですが,その「もっと上手く」を求めたことがアダになっているのが今のタイガー・ウッズだ,ということを言っています。マキロイはその「2001年のタイガー」(いわゆる「タイガースラム」を達成した年ですね)に近い状態にあるというのが筆者の見立てですが,そのマキロイに対する筆者のアドバイスは,「さらに上を目指すな」ということ。「改善」ではなくて「維持」で十分であるし,タイガーもそれをやっていたら今ごろグランドスラムは25勝ぐらいしていたんじゃないの,と。

面白かったのは,このくだり。
During the broadcast on the Sunday of Rory's 2014 PGA Championship victory, Ian Baker Finch made reference to a time in his career that he made a grip change and it "ruined my career, really." That was after he had won the British Open. Stewart Cink had a similar experience after his Open Championship win. So did David Duval. John Mahaffey, a fine tour player and major winner, has said the same of his game: "too much tinkering." Bill Rogers, the leading money winner on Tour in 1981 and The Open Champion, decided he needed to hit the ball further. He never won again. And then there's the story of Raplh Guldahl, a back to back US open winner in the 30's, who lost his game after writing a "how to" book on golf! The irony is biting.

マキロイが全米プロ選手権2014を制した日曜日のテレビ中継で,イアン・ベーカーフィンチは自らのキャリアに触れて,グリップを変えたことが「自分のキャリアを本当に台無しにした」。それは彼が全英オープンを制したあとのことだった。スチュアート・シンクも,全英オープン優勝後に同様の経験をしている。デビッド・デュバルもしかり。ツアーの名選手でメジャー優勝者でもある John Mahaffey は,「あまりにもいじくりすぎた」と振り返っている。1981年の賞金王で全英チャンピオンのビル・ロジャースは,もっと飛距離が必要だと決断したが,その後はまったく勝てなかった。1930年代に全米オープンを連覇した Raplh Guldahl は,ゴルフの「ハウツー本」を著したあとに自らのプレーを見失った。なんとも皮肉なものだ。
ジャック・ニクラウスやサム・スニード,あるいはゲーリー・プレーヤーが上位にいつづけられたのは,プレーを「維持」したからだろうと,筆者は語っています。ベン・ホーガンも「秘密」を発見したと言ったが,いちど発見したあとは決して変えることがなかったと。

アマチュアプレーヤーも同じで,筆者はいわゆる「片手ハンデ」の人から「どうしたらハンデをゼロにできるか」と訊かれることがあるけれど,片手ハンデは十分にすばらしく,そこから何かを変えようとするときは注意しなければいけない,えてして必要なのは「大改造」などではない,ということです。
We all have a core golf move, so you have to work within that basic structure. One of the secrets to Butch Harmon's success with tour players is that he embodies a style of teaching that fits the individual. I've spoken with him about this, and he has said many times: "If a player does something very naturally, just stay with it; make that the basis around which you work."

私たちには動作の核がある,その基本構造に沿わなければならない。ブッチ・ハーモンの成功の秘訣のひとつは,個々のプレーヤーにあったティーチングのスタイルをかたちにしているということ。このことについて彼と話す機会があったが,ブッチ・ハーモンは何度もこう語っている。「もしプレーヤーが何かをとても自然に行なっていたら,tだそのままにしておく。それを基礎にして,そこからスイングを築いていく。
バンドエイドで十分なときに手術をする必要がないよ,ということですね。モンティ・パイソンの「蚊をバズーカ砲で殺す」スケッチを思い出します。


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