29 Sep 2012

本 // 佐久間馨『練習ぎらいはゴルフがうまい!』ゴルフダイジェスト新書

所属したサークルのblogで紹介されていたので,この本を買ってみました。


「学生時代に専攻した宇宙工学の知識を生かし,スウィングのメカニズムを科学的,合理的な視点から研究」しているという著者は,JGAハンディプラス1なのだそう。要点としては,
  • ゴルフの目標はあくまでパープレー。(著者が言うには)例えばPar4のホールでは,ティーショット/セカンド/アプローチ/パットのどれか1つでもいいショットがあればパーなんだから,そんな難しくないでしょ。
  • 「上手くなる=練習を重ねる」と思わない。著者の推奨する「合理的で簡単なスイング」を身につけさえすれば,再現性の高いショットが身に付くよ,と。
  • コースを知ることはパープレーの近道。ゴルフに対する向上心があるのだったら,スイングだけじゃなくコースのことにも興味を持とう。
  • ショット前のアソシエイトとディソシエイト。打つショットの選択をしたら,あとはその「決断」に自信を持ってスイングを「実行」しよう。
  • ヘッドスピードを上げ,飛距離を出すためには,左の人差し指を中心にして手のひらを回転させる,小指と薬指をすばやくたたんでピストルのかたちをつくる。右手は小指を中心に回転する。だからインターロッキングには合理性がある。「下半身」なんて自然についてくるもの。
  • スイングの始動は「右手の引き」。あとは慣性でトップまで上がる。切り返しは,左小指を薬指をギュッと握るように。
  • 弾道の高さは右ひじのリリースのタイミング=右ひじをどのタイミングで伸ばすか,で変える。腰より高ければ高い弾道,腰より低ければ低い弾道。
  • 「合理的スイング」を身につける上で大事なのは「練習」ではなく「実験」。あれこれ試してみること。
といったところでございます。

パープレーを特別視している限りはパープレーはできないよ,というエピソードは,『The Inner Game of Golf』にも出てきました。目標設定が大事というところは共感できるし(ゴルフに限らず人生全般において大事ですよね),いろいろ実験してみようというところも納得できます。

しかし,初心者の観点から言うと,「これをあーしたらあとは勝手にこうなるでしょ」といった指導はけっこう危うくて,それはすでに動作が身に付いた人であれば意識しなくてもそうなるかもしれんが,そこに至るまでは「勝手にはそうならないよ」と思うわけです。

あとこの本,ショートゲームについては何も書かれていないですね。分量的に収まらないからはぶいたのかもしれませんが,ショートゲームを無視してパープレーができるのか,と疑問。

No comments:

Post a Comment